高性能仕様「MINI ジョン クーパー ワークス カントリーマン」が登場

MINI カントリーマンに「ジョン クーパー ワークス」が追加「2.0リッター直4ターボは最高出力300PS」【動画】

ハイパフォーマンス仕様「MINI ジョン クーパー ワークス カントリーマン」のエクステリア。
新世代MINI初のハイパフォーマンス仕様、「MINI ジョン クーパー ワークス カントリーマン」がデビューを飾った。
MINIは新型クロスオーバー「カントリーマン」に、最高出力300PSを発揮する2.0リッター直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載したハイパフォーマンス仕様「ジョン クーパー ワークス (JOHN COOPER WORKS=JCW)」を設定した。MINI ジョン クーパー ワークス カントリーマンは、広々としたスペースに全輪駆動システム「ALL4」よる高いオフロード性能も確保されている。

MINI John Cooper Works Countryman

新たな「John Cooper Works」ロゴを導入

ハイパフォーマンス仕様「MINI ジョン クーパー ワークス カントリーマン」のエクステリア。
MINIのハイパフォーマンス仕様として高い人気を集めてきた「ジョン クーパー ワークス 」。今回、MINI ジョン クーパー ワークス カントリーマンから、新デザインの「John Cooper Works」ロゴが導入された。

新型「カントリーマン」をベースに専用エクステリア・デザインが採用され、直立したミニマルなシルエットが特徴の「MINI ジョン クーパー ワークス カントリーマン」。Cd値は0.26と、セグメント最高のエアロダイナミクス性能を確保。そのフォルムは冒険心や多用途性、そして強固な信頼性を明確にアピールしている。

フロントセクションは、ハイグロスブラックの八角形グリル、「JCW」シグネチャーモードを備えたLEDヘッドライト、垂直型リフレクター付きエアロダイナミクス・エレメントを配置。今回、「JOHN COOPER WORKS」のロゴマークが、モダンかつ明快なデザインに一新。ブラック/レッド/ホワイトが配色されたロゴは、今回のMINI ジョン クーパー ワークス カントリーマンから導入された。

専用デザインのCピラーは、モータースポーツからインスパイアされたチリレッドのコントラスト・ルーフとシームレスに融合。ルーフはリヤに向かって緩やかなカーブを描き、クロスオーバーながらも俊敏なシルエットを手にしている。また、リヤにも「JCW」シグネチャーモード付きテールライトが配置された。

MINIブランドを率いるステファニー・ヴルストは、MINI ジョン クーパー ワークス カントリーマンについて次のようにコメントした。

「MINI ジョン クーパー ワークス カントリーマンは、スタイルやパワー、そして冒険心をユニークに組み合わせたハイパフォーマンス仕様です。最高出力300PSを超えるパワフルなエンジンと、スポーティなデザインは、特別な存在を求める人にとって最高のパートナーとなるでしょう」

パワフルな2.0リッター直4ガソリンターボを搭載

ハイパフォーマンス仕様「MINI ジョン クーパー ワークス カントリーマン」の走行シーン。
最高出力300PSを発揮する2.0リッター直列4気筒ガソリンターボ・エンジンを搭載し、0-100 km/h加速5.4秒、最高速度250km/hというスペックを実現した。

2.0リッター直列4気筒ガソリンターボ・エンジンは、ピストン、コネクティングロッド、エンジンマウントを最適化。先進的なデュアルドライブ・エキゾースト・ターボチャージャーにより、最高出力300PS(221kW)、最大トルク400Nmを発揮。0-100 km/h加速5.4秒、最高速度250km/hというスペックを実現した。

標準装備の「ALL4」全輪駆動システムは、あらゆる走行状況において、前後アクスルに正確かつ確実にパワーを配分。チリレッド・ペイントの専用キャリパーを備えた高性能ブレーキシステムは、パワフルで正確な制動力を提供する。足元にはエアロダイナミクスが最適化された19インチ/20インチのジョン クーパー ワークス専用ホイールが奢られた。

今回、レベル2の部分自動運転を可能にする「ドライビング・アシスタント・プロフェッショナル」がオプションで用意された。このシステムは、合計12基の超音波センサーと4基のサラウンドビューカメラを搭載。高速道路などの指定区間において、最高速度60km/hまでという制限付きだが、ステアリングホイールから手を離すことができる。

ブラックとレッドのインテリア

ハイパフォーマンス仕様「MINI ジョン クーパー ワークス カントリーマン」のインテリア。
テキスタイルのダッシュボード、ドアパネル、「JCWスポーツシート」はレッドとブラックの専用カラーがチョイスされた。

コクピットは、ステアリングホイール奥のディスプレイを廃止し、クリアな前方視界と広々とした室内空間を実現し、センターに240mmサイズの円形有機ELディスプレイを配置。最新の「MINIオペレーティング・システム9」を搭載し、インフォテインメントシステムとアシスタンスシステムは、タッチディスプレイを介して操作する。 

ダッシュボードとドアパネル、「JCWスポーツシート」はレッドとブラックの専用カラーをチョイス。このカラーパターンは、MINIのレーシングの伝統に由来する。ダッシュボードはリサイクルポリエステル製のツートーン・テキスタイルが組み合わせられた。

リヤシートは最大130mmのスライドが可能。ラゲッジ容量は通常時が460L、リヤシートを畳むことで1530Lまで拡大する。

MINI ジョン クーパー ワークス カントリーマンを動画でチェック!

幅広いバリエーションを展開する新型MINI カントリーマン、その頂点に位置するのがフル電動仕様の「MINI カントリーマン SE ALL4」だ。

新世代フル電動MINIクロスオーバーの頂点「MINI カントリーマン SE ALL4」は十分な航続距離と室内空間が自慢【動画】

2023年9月にワールドプレミアされた3代目「MINI カントリーマン」は、待望のフル電動モデル(BEV)に加えて、ガソリンやディーゼルといった従来の内燃機関仕様(ICE)もラインナップ。幅広いバリエーションが展開されるなか、最上位モデルとして投入されるのが、最新電動パワートレインを搭載する「MINI カントリーマン SE ALL4」だ。

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ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…