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Lamborghini Revuelto Opera Unica
デザイン部門とカスタマイズ部門が協力
ランボルギーニ初のPHEVスーパースポーツ「レヴエルト」をベースに、高度にカスタマイズされた「オペラ ウニカ」。今回、ランボルギーニのデザイン部門チェントロ・スティーレの芸術的センスと、カスタマイズ部門アド・ペルソナムのスタッフが協力し、1台限りの美しい芸術作品が完成した。
革新的なデザイン、最大効率のエアロダイナミクス、新しいカーボンフレームコンセプトなど、これまでにない新しいアーキテクチャーを採用したレヴエルトは、パフォーマンスやドライビングプレジャーなど、スーパースポーツの概念を次のレベルへと到達させた。6.5リッターV型12気筒ガソリン自然吸気エンジンに、3基の電気モーターを組み合わせ、最高システム出力は1014PSに達する。
ハンドペイントで描かれたエクステリア
ランボルギーニは、創業以来、ボディペイントに関して革新的な技術を用い、自動車業界をリードしてきた。今回発表された「レヴエルト オペラ ウニカ」のエクステリアはハンドペイントで仕上げられ、ヴィオラ・パシファエ(Viola Pasifae)からネロ・ヘレーネ(Nero Helene)まで、暖色と寒色が交わる箇所をを筆で描きながらフェードアウトしていく。ボンネットには60周年記念ロゴがさりげなくあしらわれた。
アウトモビリ・ランボルギーニのステファン・ヴィンケルマン会長兼CEOは、レヴエルト・ベースのワンオフ仕様について次のようにコメントした。
「ランボルギーニの世界的なトップマーケットの米国で開催される『アート・バーゼル・マイアミ・ビーチ』において、レヴエルト オペラ ウニカを発表することになりました」
「ランボルギーニ史上最速かつ、最も技術的な進化を果たしたレヴエルトは、豊富なカスタマイズにも対応し、世界中のお客様から高い評価を得ています。象徴的なV型12気筒自然吸気ユニットは、ランボルギーニの歴史において不可欠な存在です。この『オペラ ウニカ』によって、私たちはアド・ペルソナムが展開するパーソナライゼーションの可能性を追求し、傑作を作り上げました」
暖色と寒色が組み合わせられたインテリア
エクステリア同様に、インテリアもユニークで芸術的な空間が作り出された。色彩を駆使して非対称のデザインを完成させるために、220時間を要している。
ネロ・アデ(Nero Ade)とヴィオラ・アクータス(Viola Acutus)のツートンカラーのレザーインテリアを引き立てるため、シートのバックレスト、ドアインサート、ヘッドライナーには、エクステリアと同じ暖色と寒色を使って60周年記念ロゴを刺繍。スタート&ストップ・カバーは、陰影のあるブラシストローク・カラーがチョイスされた。
ランボルギーニのデザインディレクターを務めるミティア・ボルケルトは、レヴエルト オペラ ウニカのデザインについて以下のように説明を加えた。
「レヴエルトをキャンバスに見立てて、筆と色の組み合わせることで、純粋に芸術的な1台を作りたいと考えていました。それが、この特別なカラーリングのインスピレーションにつながったのです。ダイナミックなハンドペイントのエクステリアは、エアロダイナミクスとスピードを強調しています」