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AUDI A6 e-tron Avant
航続距離を稼ぐ空力デザイン
目撃された「アウディA6 e-tron Avant」(仮称)開発車両のディテールは隠されているが、滑らかなノーズと低くフラットなボンネットフード、バンパー下部の大きなインテークが見える。ヘッドライトは上下二分割のスプリット型が装備されている。ICEを搭載した現行のA6から最も大きく変わる部分のひとつだろう。
ボディサイドから見ると、急な傾斜がつけられたフロントウィンドウや緩やかな弧を描くルーフが印象的だ。リヤハッチにも角度のついたウインドウが見える。フロントの造形も合わせ、航続距離を最大化するために空気抵抗を可能な限り抑えるデザインが施されているようだ。サイドミラーの代わりにカメラを配置したデジタルミラーを採用しており、ここにも空力面を意識していることがうかがえる。
最高出力400PSオーバーの可能性
EVとなる次世代のA6は、ポルシェ マカンEVやQ6 e-tronと同様にPPEプラットフォームを採用する。シングルモーターとデュアルモーター仕様の2種類を投入する可能性があり、後者は最高出力380PSを発揮するとみられる。加速中には、一時的に最大401PSまでパワーアップできると予想される。
e-tronの名称は残るか?
アウディは車名の整理を行うと噂されている。モデル名に偶数が含まれるものを電気自動車、奇数をエンジン搭載車とする計画のようだ。その方法に従うとすれば、今回目撃されたA6 e-tronアバントが単に「A6アバント」として登場する可能性もある。発表時期は確定していないが、遅くとも2024年内には登場するだろう。