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Ducati Diavel for Bentley
50台限定のマリナー仕様も登場
ドゥカティはディアベル V4をベースに、ベントレー バトゥールの特徴的なデザイン要素を融合させた、限定バイク「ドゥカティ ディアベル フォー ベントレー」を開発。500台限定のシリアルナンバー入りシリーズに加えて、50台の特別な「ドゥカティ ディアベル フォー ベントレー マリナー」も生産される。
ディアベル フォー ベントレーは、1158 ccV型4気筒グラントゥーリズモ・エンジンを搭載。非常に軽量でコンパクトなエンジンは最高出力168PSというビッグパワーに加え、低回転域から流れるような走りを実現している。また、ツインパルス燃焼方式と専用エキゾーストシステムにより、素晴らしいサウンドを堪能することができる。
50台の「ドゥカティ ディアベル フォー ベントレー マリナー」は、マリナーのカスタマー限定で販売。ドゥカティ・スタイルセンターとのコラボレーションにより、シート、フロントブレーキキャリパー、カーボンファイバー製パーツ、リムカラーを変更。また、ボディパーツのカラーは、愛車のマリナー製モデルと同じ色か、マリナーのデザイナーが特別にセレクトしたカラーパレットからも選ぶことができる。
イメージのベースとなった「バトゥール」は、最高出力740PSを発揮する6.0リッターW型12気筒ツインターボエンジンを搭載した、ベントレー史上最もパワフルなモデル。最強のパワーユニットにベントレーの新たなデザインDNA予感させる筋肉質なエクステリアが組み合わせられた。わずか18台のバトゥールが、ベントレーのオーダーメイド部門であるマリナーによって1台1台がハンドメイドで製作される。
バトゥールをイメージしたエクステリア
ドゥカティ・スタイルセンターは、ベントレーのデザイナーとのコラボレーションにより、この特別なバイク専用のデザインを生み出した。エクステリアカラーは、ベントレー・マリナーのパレットに導入された、メタリックカラーの「スカラベ・グリーン(Scarab Green)」がチョイスされた。
今回、ディアベル V4のアグレッシブなラインをベースにテクニカルコンポーネントも大きく見直された。専用設計・製作された鍛造リムは、バトゥールのフォルムをイメージし、ダークチタニウムサテンでペイント。機械加工された表面の一部が見えるようデザインされている。
サイドエアインテークは、バトゥールの最も特徴的な要素のツートンカラー・フロントグリルを反映。三角形のリヤ・エクストラクターもバトゥールのデザインを参考にしている。フロントマッドガード、フェアリング、タンク上部は、フロントボンネットのリブをイメージ。また、パッセンジャーシートに交換可能なテール部は、バトゥールのリヤスタイルからヒントを得ている。
また、フェンダー、ヘッドランプカバー、エンジン、エキゾースト、ラジエターカバー、ラジエターシュラウド、サイドパネル、テールピースなどのボディの構成パーツの多くに高品質カーボンファイバーが使用された。
ライダーズシートはブラックのアルカンターラ製。バトゥールのシートと同じ赤いファブリックの下地が見える緻密な細工が施され、リヤパッドにはベントレーのロゴが刺繍された。カバー付きのデュアルアウトレットエキゾーストは、洗練されたラインのバイクと調和するようデザインが変更されている。
シリアルナンバー入り専用プレートを装着
ドゥカティ ディアベル フォー ベントレーは、他のドゥカティ・コレクターズモデルと同様に、鑑定書、パッセンジャーシート、モーターサイクルカバーが付属。モデル名と製造番号は、バイクの右側にある垂直ヘッドのカーボンファイバー製カバーに組み込まれた専用プレートに記載される。
「ターン・バイ・ターンナビゲーター」を標準装備したダッシュボードと、リヤライト・クラスターのLEDマトリックスは、キーオンの際に特別な起動アニメーションを表示。また、500台のドゥカティ ディアベル フォー ベントレーは、専用の木製ケースに入れられてデリバリーされる。
ベントレーとドゥカティの両メーカーのコラボレーションにより、ドゥカティ ディアベル フォー ベントレーのーオーナーに向けたカプセルコレクションも制作。ジェットヘルメットとテクニカルジャケット(メンズとレディースを展開)の限定版がラインナップされ、バイクのカラーを反映したスタイルが特徴となる。
今回の共同プロジェクトは、ドゥカティとベントレーが、フォルクスワーゲングループの「プログレッシブ ブランド グループ」の一員であることから実現した。