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Alvis Graber Super Coupe
明治産業を通じて日本に導入予定
アルヴィス・カー・カンパニーでは、特別オーダーに応じて、かつて英国で製造されていたアルヴィスのモデルを限定生産。これらのモデルは、伝統的な特徴と品質がそのまま残されていた当時の作業図面を使用し、オリジナルデザインを忠実に守って製造しながら、同時に現代の排出ガス規制にも適合している。
車両に割り振られているシャシーナンバーとエンジンナンバーは過去に製造されていた最後のモデルから引き継がれており、それを理由として「コンティニュエーション・シリーズ」という名称が付けられた。
アルヴィス・カー・カンパニーが製造したグラバー スーパークーペは、3.0リッター直列6気筒エンジンを搭載するクラシカルなボディワークが大きな特徴。新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で製作期間は2年間に及んだこの車両は、アルヴィスの日本代理店である明治産業を通じて、1台のみ日本のカスタマーにデリバリーされる予定だ。
1967年の工場閉鎖以来保管されてきたパーツたち
グラバー スーパークーペは、英国の老舗高級車ブランド「アルヴィス」が展開する6車種のコンティニュエーションシリーズの中のひとつ。各モデルはエアーコンディショナーなどのオプションを備えたオーダーメイド仕様となり、公道走行可能な規制に準拠して製造されている。
アルヴィスが展開する6車種はオリジナルの図面をもとに開発され、自社で設計・製造した3.0リッター直列6気筒か、4.3リッター直列6気筒エンジンを搭載。グラバー スーパークーペは、1967年に英国・コベントリー工場が閉鎖されて以来、アルヴィスが大切に保管してきた新品状態のシャシーとエンジンブロックを使用している。今回、グラバー スーパークーペが組み立てられたケニルワースのファクトリーには、当時の工場にあったパーツ類がすべて移設されていた。
3.0リッター直列6気筒ガソリンエンジンには、新たにフューエルインジェクションを採用し、高圧縮比(9.5:1)、最新のデジタル機械加工による高精度化などにより、1960年代の仕様から42bhpもパワーアップした最高出力172bhpを発揮。最大トルクも209ft / lbsに向上しており、0-60mph加速は8.9秒を達成している。
2年間の歳月をかけてケニルワース工場で製造
アルヴィス・カー・カンパニーのマネージングディレクターを務めるアラン・ストーテは、グラバー スーパークーペの復活に喜びを隠さない。
「グラバー スーパークーペが初めてケニルワースの工場からラインオフされるのを見るのは、アルヴィス・カー・カンパニーのスタッフ全員にとって大きな喜びでした。この2年間、スタッフが苦労して製作してきたので、出荷するのが惜しいくらいです」
「オールアルミ製ボディは間近で見ても美しく、エンジンは問題なく作動し、手作りのインテリアは快適でスタイリッシュです。このグラバー スーパークーペは、20世紀初頭から変わらないアルヴィスの製造プロセスが今でも最高品質の製品を生み出していることを思い起こさせてくれます。そして、多くのコンティニュエーションカーとは異なり、このグラバーは公道で楽しむことができるのです」
グラバー スーパークーペは走行テストを終えて出荷の準備が整い、さらに2022年に日本へと輸出されるグラバー カブリオレ(国内導入予定台数は1台)と、初の戦前シャシーモデルであるランスフィールド(LANCEFIELD)の製造も開始される。
※2021年9月29日更新
アルヴィス グラバーの日本国内導入モデルの台数を修正しました。クーペモデルが1台、カブリオレモデルは1台、それぞれ正規販売代理店のアルヴィス・ジャパン(明治産業)を通じて販売される予定です。