世界限定50台で約1億2000万円もする超希少車「BMW 3.0 CSL」に試乗して「走る伝説」を味わってみた | 3枚目の写真（全11枚）

パワーユニットは3.0リッター直6DOHCツインターボで、最高出力560PS/7150rpm、最大トルク550Nm/7200rpm。スリーブのないクローズドデッキ構造のクランクケースや鍛造クランクシャフトなどにより、ハードな使用環境での高い燃焼圧力に対応する剛性を確保している。

ドアパネルやセンターコンソールなど、室内でもあらゆるところにカーボンが使用され、軽量化を実現。助手席前にはさりげなくシリアルナンバーが刻まれる。スタディ車の番号は♯15/50。

シートはカーボン製のフルバケット。表皮はアルカンターラだ。リヤシートは取り払われ、代わりに2名分のヘルメットを収納するのに便利な物入れが設置される。

シートはカーボン製のフルバケット。表皮はアルカンターラだ。リヤシートは取り払われ、代わりに2名分のヘルメットを収納するのに便利な物入れが設置される。

インフォテインメントは英語での表示。エンジン、シャシー、ステアリングなどは個別にモードを設定でき、ステアリング上の「M1」「M2」ボタンに記憶させることができる。

ホイールはセンターロック式のYスポークデザインで、70年代をイメージさせるゴールド塗装。専用品となるミシュラン・パイロットスポーツ4Sのサイドモールには「50」の文字が刻まれる。

ボディの外板パネルはほとんどがカーボン製。複雑な面構成は少量生産車の証ともいえる。デイタイムランニングライトはM4 GT3など、レーシングマシンを彷彿とさせるイエローとなる。

人気コミックの主人公の愛車に例えられ「バットモービル」と呼ばれたオリジナル3.0 CSL。そのリヤスポイラーを現代風にリファインして搭載。なお、空力関連の開発には200時間がかけられたという。

人気コミックの主人公の愛車に例えられ「バットモービル」と呼ばれたオリジナル3.0 CSL。そのリヤスポイラーを現代風にリファインして搭載。なお、空力関連の開発には200時間がかけられたという。

M4をベースとしたそのボディは「クーペ・スポーツ・ライトウェイト」（CSL）の名の通りに約180kgの軽量化を実現したという。