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PORSCHE Tycan Cross Tourismo
エクステリアの変更はごくわずか
以前に目撃された「ポルシェ タイカン クロスツーリスモ」のテスト車両は、フロントバンパーが完全に覆われていた。今回のプロトタイプではカモフラージュがほとんど取り去られており、デザインの変更を見ることができる。
現行モデルとの最大の違いはフロントフェイスだろう。ヘッドライトのユニット自体はほとんど変わらないが、周囲のトリムがかなり小さくなり、特に内側の黒いエレメントはほとんどなくなっている。また、ヘッドライト外側から伸びる垂直のラインも廃止されるようだ。ブレーキダクトはボディ同色のバンパーに統合されている。フロントバンパーにはその他にも細かな修正が加えられており、ロワーエアインテークとフロントスプリッターの形状に変更が見える。
リヤではテールライト形状がわずかに変更されているようだ。スリムなフルワイドのライトバーは現行モデルと変わらないが、両端がテールゲート外側で下方向に厚みを増したデザインに変わっている。
「ターボGT」は登場するか?
J1アーキテクチャーは引き継がれ、パワートレインに変更はないだろう。アメリカで販売されるクロスツーリスモはGTSのみの設定となると言われている。デュアルモーターパワートレインの590PS(オーバーブースト時)により、0-60mph加速3.5秒、最高速度155mphを実現するだろう。93.4kWh(使用可能83.7kWh)のバッテリーも変更されない見込みだが、ソフトウェアのアップデートで現行モデルの233マイル(EPA値)の航続距離が改善されることを期待したい。
クロス ツーリスモに「ターボGT」が設定されるかどうかは分かっていない。もし911GT3やカイエンターボGTのようなポルシェGT部門のフルモデルになれば、最高出力は1000PSを超えると噂されている。今後数ヶ月のうちに、さらなる詳細が発表されるとみられる。