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Lamborghini Huracan
6台の最新ウラカンがツアーに登場
2014年にデビューしたウラカンは約10年間のライフサイクルにおける販売台数2万5000台を超えた。5.2リッターV型10気筒エンジンを搭載するこのスーパースポーツは、すでに2024年の生産枠に関してもすべてオーダー済みとなっており、さらにこの記録が更新されることは間違いない。現在、ランボルギーニは後継モデルの開発を進めており、新型ハイブリッド・スーパースポーツにその座を譲ることになる。
今回のトリビュート・ツアーには、ウラカン EVO スパイダー、ウラカン ステラート、ウラカン テクニカ、ウラカン STOなどの最新ラインナップ6台が参加。それぞれの車両が個性を際立たせるユニークなアド・ペルソナム仕様となっている。
かつての王族用客車を再利用したレストラン
ウラカン・トリビュート・ツアーは、ボローニャ郊外にあるパラッツォ・ディ・バリニャーナに集合するところからスタートした。各ゲストは、ウラカンのステアリングを握り、1705年に建てられた宮殿を再利用した宿泊施設に到着。その後、併設されたレストラン「ロイヤル・トレイン(Royal Train)」で極上のディナーに舌鼓を打っている。
ロイヤル・トレインは、サヴォワ王国のウンベルト2世が、後にベルギー王国の花嫁となるマリア・ジョゼに進呈した車両を再利用した豪華レストラン。マリア・ジョゼはトリノでベルギー王と合流し、この列車でイタリアでの新婚旅行を楽しんだという逸話がある。
ボチェッリ・ファミリーから歌のプレゼント
翌日は、カステル・デル・リオとジョゴ峠を通過するルートを選び、ヴィッラ・カンペストリに到着。ここではランチに合わせて、オリーブ農園でエキストラ・バージン・オリーブオイルをテイスティングした。午後はフォルテ・デイ・マルミに向かって、再びウラカンのアクセルを踏み込んでいる。
この日は修復を終えたばかりのボチェッリ・ファミリーが所有する「ヴィラ・アルペベッラ」でディナー。世界的テノール歌手のアンドレア・ボチェッリが、妻のヴェロニカと息子のマッテオと共に登場し、素晴らしい歌のプレゼントを参加者に送った。
最終日はヴァルソラの白大理石の採石場を訪れ、アペトーネ山脈のタヴェルナ・デッロ・スコシアトッロを走行。ウラカンのドライブをたっぷり堪能した参加者は、最終目的地に選ばれたランボルギーニの本社ファクトリーがあるサンタアガタ・ボロネーゼに到着している。