世界最大規模の充電ネットワーク「Mercedes me Charge」

全世界で150万ヵ所以上を誇るメルセデス・ベンツの充電ネットワーク「Mercedes me Charge」

メルセデス・ベンツが展開する公共充電ネットワーク「Mercedes me Charge」。
メルセデス・ベンツが展開する公共充電ネットワーク「Mercedes me Charge」。
メルセデス・ベンツは、独自の充電ネットワーク「Mercedes me Charge(メルセデス・ミー・チャージ)」を日本を含めた世界中で展開中だ。世界最大級のEV充電の認証・決済ネットワークとして、1300以上の充電事業者による150万ヵ所以上の充電ポイントを使用することができる。

日本を含む31ヵ国で充電サービスを展開

メルセデス・ベンツが展開する公共充電ネットワーク「Mercedes me Charge」は、日本を含む31ヵ国でサービスを展開中。充電ポイントは、実に150万ヵ所に達している。
メルセデス・ベンツが展開する公共充電ネットワーク「Mercedes me Charge」は、日本を含む31ヵ国でサービスを展開中。充電ポイントは、実に150万ヵ所に達している。

メルセデス・ベンツは、世界最大級の公共充電ネットワーク「Mercedes me Charge」を通じて、シームレスな充電・決済システムをカスタマーに提供。2024年1月現在、1300を超える充電事業者が展開する150万ヵ所以上の充電ポイントを利用できるようになった。

メルセデス・ベンツは、国境を越えた密な充電ネットワークにより、31ヵ国のカスタマーに充電サービスを提供中。ヨーロッパには約60万ヵ所、アジアには80万ヵ所以上、北米には約10万ヵ所の充電ポイントが設置されている。また、持続可能で顧客重視の取り組みを強化しており、再生可能エネルギーによる電力の使用を推進している。

「Mercedes me Charge」の充電ステーションは、市街地、ショッピングモール、ホテル、高速道路沿いなど、主要な場所に戦略的に設置。ドイツだけでも10万ヵ所以上の充電ポイントがあり、ドイツ国内の全充電ポイントの90%以上をカバーしているという。また、全世界合計150万ヵ所の充電ポイントのうち、17万ヵ所は150kW以上の出力を持つ急速充電ポイントとなっている。

メルセデス・ベンツ・モビリティAGのフランツ・ライナーCEOは、「Mercedes me Charge」の現状について次のように説明を加えた。

「Mercedes me Chargeは、現在最も急速に成長している充電ネットワークのひとつです。2023年は、毎月平均4万ヵ所も充電ポイントが増加しています。ネットワークを拡充させながら、私たちはお客様に明確な価格設定と簡単なアクセスも提供しています。Mercedes me Chargeは、公共充電に対するお客さまからのニーズを確実に満たしていると言えるでしょう」

シームレスな充電プロセスを実現

「Mercedes me Charge」を使用することで、カスタマーはそれぞれの充電ポイント運営会社と個別に契約を結ぶ必要がなく、シームレスに充電を行うことができる。
「Mercedes me Charge」RFIDカードを「Mercedes me Charge」で使用することで、カスタマーはそれぞれの充電ポイント運営会社と個別に契約を結ぶ必要がなく、シームレスに充電を行うことができる。

「Mercedes me Charge」は、メルセデス・ベンツ車に搭載される「MBUX」マルチメディアシステムに統合されており、車内やアプリで簡単に充電状況をチェックすることが可能だ。エレクトリック・インテリジェンス機能付きナビゲーションは、充電ポイントを含め、快適かつ時間効率の高いルートを算出する。

充電ステーションにおける認証プロセスは、「MBUX」マルチメディアディスプレイ、「Mercedes me」アプリ、「Mercedes me Charge」RFIDカード、充電ポイント運営会社が展開するプラグ&チャージを通じて直接行うことができる。

カスタマーは「Mercedes me Charge」を通じて充電契約を結ぶことで、それぞれの充電ステーション運営会社と個別に契約を結ぶ必要はない。さらにメルセデス・ベンツは、透明性の高い料金設定を実現。ユーザーは充電を開始する前に、「MBUX」ディスプレイか「Mercedes me」アプリで、1kWhまたは1分あたりの具体的な充電料金と、フル充電にかかるコストを確認することができる。充電代金は、充電後に「Mercedes me Charge」を通じて、クレジットカードや口座に毎月請求される。

世界的なライバルのBMWとメルセデス・ベンツが、中国において充電ネットワークを運営する合弁会社を設立する。

非公開: BMWグループとメルセデス・ベンツが2026年までに中国全土で充電ステーションを1000ヵ所設置

メルセデス・ベンツ・グループとBMWグループは、中国においてEV用充電施設を運営する、合弁会社設立に合意。最初の充電ステーションは2024年に開設され、2026年末までに中国全土で少なくとも1000ヵ所/7000基の充電ステーションが稼働予定だ。

キーワードで検索する

著者プロフィール

ゲンロクWeb編集部 近影

ゲンロクWeb編集部

スーパーカー&ラグジュアリーマガジン『GENROQ』のウェブ版ということで、本誌の流れを汲みつつも、若干…