目次
LAND ROVER DEFFENDER
×
LEXUS GX
サイズ感はディフェンダーが上回る
ディフェンダーにはボディサイズの異なる3つのモデルがラインナップされているが、最も基本となるディフェンダー110をGXの比較対象としてみたい。なお、GXの数値はスペックの明らかになっているGX550(北米仕様)のものであることに注意されたい。
両車のディメンションを比較すると、全長と全幅はほぼ同等であるものの、全高についてはディフェンダーのほうが100mm以上大きい。また、ホイールベースもディフェンダーの方が長い。こうしたディメンションの違いが、両車のスタイリングや走行性能の違いを産み出す源泉となっていると言えそうだ。
ランドローバー ディフェンダー110 X-DYNAMIC SE D300
ボディサイズ=全長4945mm×全幅1995mm×全高1970mm
ホイールベース=3020mm
車両重量=2430kg/2410kg(エアサスペンション/コイルサスペンション)
タイヤサイズ=255/60R20
レクサス GX550(北米仕様)
ボディサイズ=全長4950mm×全幅1980mm×全高1865mm
ホイールベース=2850mm
車両重量=2570kg
タイヤサイズ=265/55R20
パワートレインで浮き彫りになる両車の違い
ディフェンダーには、2.0リッター直列4気筒ガソリンエンジン、3.0リッター直列6気筒ディーゼルターボエンジン、そして5.0リッターV型8気筒スーパーチャージドエンジンと、多彩なパワートレインがラインナップされているのが大きな特徴だ。一方のGXは、3.5リッターV型6気筒ツインターボエンジンと、2.4リッターの直列4気筒ターボハイブリッドが設定される。
ターボハイブリッドは、ディフェンダーとの違いを明確にするポイントと言えるだろう。現時点では詳細なスペックについて明かされていないが、同様のパワートレインを搭載するレクサス RXなどを見る限り、システムトータルで300PSオーバーのパフォーマンスを持つことは明白だ。
ランドローバー ディフェンダー110 X-DYNAMIC SE D300
エンジン形式=直列6気筒 DOHC ディーゼルターボ
排気量=2993cc
エンジン最高出力=300PS/4000rpm
エンジン最大トルク=650Nm/1500~2500rpm
トランスミッション=8速AT
駆動方式=AWD
レクサス GX550(北米仕様)
エンジン形式=V型6気筒 DOHC ツインターボ
排気量=3445cc
エンジン最高出力=349PS/4800〜5200rpm
エンジン最大トルク=649Nm/2000〜3600rpm
トランスミッション=10速AT
駆動方式=AWD
価格は両車ともに「1000万円クラス」
ディフェンダーは、5.0リッターのV型8気筒スーパーチャージドエンジンを搭載したモデルの価格が頭ひとつ飛び抜けているが、それ以外のモデルはおおむね1000万円前後に落ち着いている。
GXは、北米では6万4250ドル(約942万円)というスタート価格が設定されている。この価格がそのまま日本での販売価格になることは考えにくいが、レクサスのSUVラインナップにおけるGXの位置付けなどを考えると、やはり1000万円前後となる可能性は高そうだ。