「Red Bull Apex Takeover with Yuki Tsunoda」とは?

プラチナスポンサーとして『東京ゲームショウ2025』をサポートするレッドブルは、「PRESS START」をテーマに掲げこのイベントを様々な角度で”起動”して、国やフィールド、世代を超えてゲームの魅力や可能性を広げるプログラムを用意。そのうちのひとつが「Red Bull Apex Takeover with Yuki Tsunoda」だ。

『東京ゲームショウ2025』のイベントステージ。

その名の通り、現在唯一の日本人ドライバーとして活躍する角田裕毅選手が、トッププロゲーマーや人気配信者とチームを組み、プロeスポーツ種目にもなっている人気ゲーム『Apex Legends』で対戦するというものだ。

角田選手とプレイ中の戦略について話し合うティミー。

角田選手はメンタルトレーニングとして『Apex Legends』をプレイしており、特にコロナウイルスによるが萎縮自粛時期にはかなりやりこんだという。今回、プロゲーマーとチームを組み、あるいは対戦してどのようなプレイを見せたのだろうか?

メンバーを入れ替えての3回勝負!勝利は果たして……

バトルは3対3のチーム戦で先行40キル(先に相手を40回倒す)。「角田チーム」は角田選手とティミーを軸に、残りひと枠が3人入れ替わる。対する「おにやチーム」はおにやを軸にのべ5名が入れ替わる形となった。

マッチリスト

角田チームで共に戦うiiTz Timmy(ティミー)は『Apex Legends』では知らぬ者のない人気配信者で、eスポーツ世界大会にも出場する実力派だ。他にもZETA DIVISIONとFnaticという世界でも活躍するプロeスポーツチームのコーチ&現役選手がプレイする。

1回戦目の角田チームのキャラクターセレクト。角田選手は「パスファインダー」というキャラクターをセレクト。

1回戦目は僅差で角田チームが勝利。角田選手はコントローラートラブルを抱えてのプレイだったようだ。
2回戦目は、今度はJUNiORと入れ替わった通訳をも兼ねたta1yoの機材にトラブル発生。しかし、コントローラーを交換した角田選手とティミーのコンビネーションにより、序盤のリードを守って逃げ切った。

角田選手のプレイ画面。前方にティミー選手のキャラクターがいる。この時点で、24対21でリードしている。

しかし、3回戦目はおにやチームに2名の現役プロゲーマーが加わったことで、ティミーの健闘も虚しくおにやチームが圧勝した。おにやをして「味方の動きが見えなかったは初めて」と言わしめるほど、トッププロの動きは洗練されていた。

2回戦目も角田チームが勝利。

日本ではようやく人気が盛り上がってきたesポーツだが、大画面でのプレイ映像を見ると一流のエンターテインメントであり、プレイヤーの視野の広さ、動体視力、反応速度などはまさにスポーツであった。

1〜2回戦と勝利を重ねた角田チームだったが、3回戦目はトッププロ2名を要するおにやチームに敗れた。

MVPプレイヤーにはヘルメットが贈呈された

MVPに贈られるヘルメット。
後部は『Apex Legends』のキャラクター「パスファインダー」が描かれている。角田選手の”推し”キャラのようだ。

今回の「Red Bull Apex Takeover with Yuki Tsunoda」で角田選手が選んだMVPは始終チームメイトとして戦ったティミーが選ばれた。世界トップレベルのゲーマーを相手に2対1で勝利を得たのはティミー選手の活躍があってこそとの評価だった。

角田選手からヘルメットを贈られるティミー。これまでも一緒に『Apex Legends』をプレイしたことがある間柄だそうだ。

角田選手だけでなく、F1ドライバーの中にはゲーム好きも結構いるようで、ふとしたタイミングでゲーム中にマッチングするケースもごく稀にあるそうだ。レースの頂点で戦うトップレーサーの意外な一面に親近感を覚えるのではないだろうか?

「Red Bull Apex Takeover with Yuki Tsunoda」に参加したプレイヤー。左端はプレイを盛り上げたMCの平岩康佑氏。