「WN7」のスムーズな走りにも注目

第102回 東京箱根間往復大学駅伝競走で選手を先導するホンダの電動バイク「WN7」

2026年1月2日に開催された第102回 東京箱根間往復大学駅伝競走(以下:箱根駅伝)の往路1区において、ひときわ異彩を放つ先導車両が目撃された。ホンダの電動バイク「WN7」の白バイ仕様だ。

「WN7」は、ホンダがEICMA 2024に出展したコンセプトモデル「EV Fun Concept」の量産モデルにあたる一台。さらにジャパンモビリティーショー2025でも公開され、次世代電動二輪として注目を集めている。

「WN7」実走行の印象は、EVならではの走行音の静かさが際立ち極めてスムーズで、沿道の観客やランナーの集中を妨げることもなく、先導車として理想的な振る舞いを見せていたのが印象的だ。

ホンダはこれまで白バイ用途でも高い信頼性を築いてきたが、「WN7」はそこに電動化という新たな選択肢を提示する存在と言える。環境性能と実用性を高次元で両立するこのモデルが、今後どのような形で一般販売されるのか。市販化への展開にも大きな期待がかかる一台だ。

今回、箱根駅伝で使用された白バイ仕様「WN7」は、2025年12月19日に東京都庁で事前に公開されたモデル。実際に駅伝の先導車として公道を走行する姿が披露された形だ。

東京都は「ゼロエミッション東京」実現に向け、2035年までに都内新車販売の二輪車を100%非ガソリン化する方針を掲げている。電動化によるCO₂削減に加え、騒音低減など都市部ならではの効果も期待される。

一方、欧州委員会は2035年エンジン車禁止方針を修正し、e-fuel車(合成燃料車)を例外として容認する方向へ転換。こうした動きを踏まえても、小池百合子東京都知事は現時点で方針変更を示していない。