最新の「SEV」が狙うターゲットはワイヤーハーネス! 電気の抵抗や滞留によるロスをカットして、走りも質感もお手軽レベルアップ!!

SEV『eバランサー(価格:3万9600円)』は、バッテリーに1個装着が基本だが、2個装着で相乗効果も期待できる。こちらは限定300セットのみの発売で、価格は7万7000円だ。
定期的に新製品を追加し、ますますラインアップが充実する「SEV」。2022-2023年冬の最新アイテムは、バッテリーに装着するタイプ。狙うは、ハーネスにおける抵抗やノイズといったロスの低減だ!

クルマ用以外にも様々なジャンルに進出する「SEV」ながら、1年に2度のペースで定期的にクルマ向けの新製品を投入するなど、カーファンにとっては親しみ深い存在であり続ける。
すでに絶大なる認知度を誇るだけに、あらためて説明するのも野暮ったいが、施工場所のバランスを整え、ロスを減らしてくれるというのが基本的なSEV効果。エンジンからボディにそして内装に至るまで、様々な形態のラインアップを誇っている。

静粛性に剛性感の向上と、その効果は車両全体に行き渡る!

そのSEVの最新製品が狙うのは、車体全体に張り巡らされるワイヤーハーネスだ。
ご存知の方も多いだろうが、最近のクルマでは総延長にして10km、総重量は50kgに達するほど、ワイヤーハーネスはクルマを構成する部品のなかでも重要なパートとなっている。だからこそ、ちょっとした抵抗や滞留が、積もり積もって大きなロスになり、それが熱やノイズの発生にもつながってしまう。
最新製品『Sバランサー』はここに目を付け、SEVによるバランス効果をハーネスを通じて車体全体に行き渡らせ、様々な効果を生み出している。

バッテリーに2個セットすると、エンジンフィールはよりトルクフルに、ボディ剛性感もよりしっかり感が高まる方向に。ハンドリングやブレーキングのキビキビ感もアップ。

本体の装着は、バッテリーや車両コンピューターに貼り付けるのが一般的。電気の流れを決める重要拠点に配置することで、関係する様々な箇所にSEV効果を行き渡せるリクツだ。一つだけでも十分効果的ながら、複数個の装着ではさらに隅々までSEV効果を行き渡らせることもできる。

装着位置や数を変えることによるチューニング効果にも注目!

結果的に得られる効果は、エンジン系はもちろん、ボディに足まわり、そして電子系部品にまで波及する。エンジンならよりスムーズに回り、足まわりではしっかり感が出てキビキビとした動きになるほか、車体とも密接に関係するブレーキング時でもはノーズダイブが軽減されたりと、その効果は一つではない。タイヤノイズを始め、静粛性が高まる効果もあり、複数個の装着でさらにその違いは顕著になるほか、装着場所を変えて違いを楽しむチューニング効果も期待できる。

最新の日産e-POEWRでもその効果を体感。坂道をグイグイ登り、サスはよりしなやかに動く印象に。ハイブリッド車やEVにもオススメできそうだ。

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