目次
オフロードの意味は?
オフロードとは、一般的に未舗装の公道をはじめ林道や草地、ぬかるみや渡河など、道路以外の場所を表す言葉となります。キャンプ場や公園など整備された施設周辺の未舗装値はもちろん、生い茂った草々や砂地、岩場や浅い川など、過酷な路面を走破するための性能を備えたクルマがオフロード車と呼ばれます。
道なき道を切り開きながら走る本格オフローダーをはじめ、シティユースも考慮されたSUV、双方の特性を備えたクロスオーバーSUVなど、そのラインナップも豊富で用途に合わせて選べるのもオフロード車の特徴と言えるでしょう。
オフロード車の特徴・メリット
舗装道路とは異なり、オフロードは路面の凹凸が激しいだけでなく岩などの障害物があるケースも珍しくありません。そういった路面の走行時は大きな衝撃を受けることもあれば、フレームやボディなどにダメージを受けてしまうリスクは高くなります。
オフロード車は、そういった路面からの衝撃に対する強度が高められたフレームを採用することで車体の損傷やフレームの歪みを抑えられるように設計されています。さらに、大径タイヤを装着するなどの設計によって車体の最低地上高も高く設定されており、岩などの障害物との接触を抑えられるのも大きなメリットです。
また、必ずしも4輪すべてのタイヤが路面を掴み切れるとは限らない過酷な環境下での走行が想定されているため、クロスカントリーSUVでは4WDやAWDが採用されているケースがほとんど。タイヤの空転を検知すると他の接地しているタイヤの制動力を調整しながら走行してくれるなど、高い走破力を誇っているのもオフロード車の強みと言えるでしょう。
オフロード車の種類|SUV・クロスカントリーSUV
ここではオフロード車の種類について解説します。現在市販されているオフロード車の多くはSUVとクロスカントリーSUVが占めていますので、それぞれの特徴とメリットについて触れていきますのでクルマ選びの参考にしてみてください。
ポイント
- SUV:日常使いしやすく、燃費性能が良い車種も
- クロスカントリーSUV:悪路走破性が高い
SUV:日常使いしやすく、燃費性能が良い車種も
SUVは、スポーツ・ユーティリティ・ビークル(Sport Utility Vehicle)の略称となっており、一般的にスポーツ用多目的車と呼ばれるカテゴリ。オフロードの走破性に特化されたものではありませんが、スポーツやレジャーを楽しみたいドライバーのニーズに応え、オフロードにおける走行性能を兼ね備えています。
車内空間も広く確保されており、乗車定員いっぱいに人が乗っても荷物がたっぷり積める使い勝手の良さが特徴。ドライバーから支持を集めるカテゴリだけあってその車種も様々です。ミドルサイズSUVから小回りの利くコンパクトSUV、オフローダーとしての性能はもちろん、シティユースに求められる精悍さと乗り心地の良さを兼ね備えたクロスオーバーSUVなど、多彩なラインナップが揃っています。
クロスカントリーSUV:悪路走破性が高い
クロスカントリーSUVは、オフロードにおける走破性を重視した構造を持つSUV。車の骨格となるフレーム部分に、梯子のような形状を持つラダーフレームを用いており、重い荷物を運ぶトラックのようなタフさを持っているのが大きな特徴です。
1990年代前半までSUVと言えばこのクロスカントリーSUVが主流となっており、ひと目でオフロード車と分かる無骨で力強さを前面に出したモデルが多数派を占めていたほど。古くからクロスカントリーSUVとして活躍しているモデルのDNAを引き継いだ後継モデルも登場していますが、近年はオフロードの走破性を持ちながらも都市部の景観にも自然と溶け込む精悍でスタイリッシュなモデルが続々と登場しています。
オフロード車がおすすめの人
ここでは、どんなドライバーにオフロード車がおすすめなのかをご紹介します。主な利用目的や走行したい場所など、ニーズはドライバーによって異なりますので、自分に合ったオフロード車選びに役立ててみましょう。
ポイント
- 山奥でのキャンプや釣りなどアウトドア好きの人
- 雪道や悪路でのオフロード走破性を重視する人
- オフロード車のサイズやボディ形状が好きな人
山奥でのキャンプや釣りなどアウトドア好きの人
山奥でキャンプや釣りといったアウトドアを楽しむ場合は、そのスポットに到達するまでに未舗装道路を走行することも珍しくありません。また、雨や雪といった気象条件下では道がぬかるんだり岩場の走行や小さな川を渡ったりするといったシチュエーションも想定されます。
こういったアウトドアシーンでの使用が想定される場合は、走破性を重視した本格クロスカントリーSUVを選ぶのがおすすめ。渡河性能の高いクルマを選ぶことで、より非日常の空間となる大自然の奥地まで突き進むことができます。
雪道や悪路でのオフロード走破性を重視する人
レジャーで未舗装の悪路を走ることに加え、雪国に住んでいる人や頻繁にウインタースポーツを楽しむ都市部のドライバーには、クロスカントリーSUVやクロスオーバーSUVがおすすめ。
車高が高く4WDを採用した車種も多いため、ぬかるみや多少深い雪道でも力強く駆け抜けることも可能。荷室容量の大きなクルマも多いため、荷物をたっぷり積んでキャンプやウインタースポーツをより快適に楽しむことができます。
オフロード車のサイズやボディ形状が好きな人
シティユースがメインだけどオフロード車が持つ力強さやボディ形状に魅力を感じるドライバーには、SUVがおすすめ。
未舗装道路であっても山中のキャンプ場や公園、スキー場といった整備された施設までの道のりなら難なく進むことができるほか、ちょっとしたぬかるみや凹凸でも十分な走破力を持っているためレジャー用途にも最適。シティユースにも映える精悍なスタイルを持つSUVが増えているので、普段使いプラスαでレジャーを徹底的に楽しみたいドライバーに最適と言えるでしょう。
オフロード車おすすめ車種10選【国産車・外車】
以下では、オフロード車のおすすめ人気車種(国産車・外車)を紹介します。
オフロード車1. トヨタ ランドクルーザー
トヨタ ランドクルーザーは「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」をコンセプトに圧倒的なオフロード走破力はもちろん、高い耐久性と信頼性を兼ね備えることで世界中から高い支持を受けるオフローダー。
ぬかるみや深い雪、岩場など、タイヤの空転によるスタックや駆動力不足によって発生しうる失速リスクを軽減するための運転モードを6種類搭載。ドライバーの手動操作はもちろん、クルマの備わった各種センサーの情報から自動的に路面状況を判別してくれるオートモードも搭載されているため悪路に差し掛かっても運転に集中することが可能。
また、死角になりやすい車両周辺の路面状況を把握しやすくする4つのカメラを前後左右に搭載しているため、障害物との接触による車体へのダメージを未然に防ぐことができます。
メーカー | トヨタ |
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車種 | ランドクルーザー |
モデル・グレード | GX |
年式 | 2021年8月 |
全長×全幅×全高 | 4950×1980×1925mm |
ホイールベース | 2850mm |
車両重量 | 2360kg |
サスペンション形式 |
前:ダブルウィッシュボーン式独立懸架 後:トレーリングリンク車軸式 |
エンジン型式 | V35A-FTS |
総排気量 | 3444cc |
内径×行程 | 85.5mm×100.0mm |
圧縮比 | ー |
最高出力 | 415ps(305kW)/5200rpm |
最大トルク | 66.3kg・m(650N・m)/2000〜3600rpm |
燃料供給装置 | EFI(電子制御式燃料噴射装置) |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
燃料タンク容量 | 80L |
WLTCモード燃費 | 8.0km/L |
新車価格 | 5,100,000円 |
中古車価格帯 | 277.2~598.8万円 |
カタログページ | トヨタ ランドクルーザー |
オフロード車2. トヨタ ランドクルーザー プラド
トヨタ ランドクルーザープラドは、トヨタの最上級オフローダーとなるランドクルーザーのライトデューティモデルとして位置付けられるモデル。とはいえ、実際は岩場や急勾配といった過酷な路面も苦にせず走破できる本格派SUVとなっています。
強固なラダーフレームを採用することで路面からの衝撃にも強く、広々とした車内空間を確保。激しい凹凸がある道でも微速走行ができるクロールコントロールや、各タイヤのトラクションをフルコントロールするマルチテレインセレクトといったオフロード走行をサポートしてくれる機能もしっかりと搭載。砂地やぬかるみでスタックしてしまったとしても脱出しやすくするための技術がふんだんに盛り込まれています。
メーカー | トヨタ |
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車種 | ランドクルーザー プラド |
モデル・グレード | TX |
年式 | 2022年8月 |
全長×全幅×全高 | 4825×1885×1850mm |
ホイールベース | 2790mm |
車両重量 | 2050kg |
サスペンション形式 |
前:ダブルウイッシュボーン式独立懸架コイルスプリング(スタビライザー付) 後:トレーリングリンク車軸式コイルスプリング(スタビライザー付) |
エンジン型式 | 2TR-FE |
総排気量 | 2693cc |
内径×行程 | 95.0mm×95.0mm |
圧縮比 | ー |
最高出力 | 163ps(120kW)/5200rpm |
最大トルク | 25.1kg・m(246N・m)/3900rpm |
燃料供給装置 | EFI(電子制御式燃料噴射装置) |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク容量 | 87L |
WLTCモード燃費 | 8.3km/L |
新車価格 | 3,676,000円 |
中古車価格帯 | 98~592万円 |
カタログページ | トヨタ ランドクルーザー プラド |
オフロード車3. スズキ ジムニー
スズキ ジムニーは、軽自動車として唯一存在するクロスカントリー。コンパクトで維持費が抑えられる軽自動車で本格的なオフロードを楽しみたいならこのモデルを狙うのがおすすめです。
発売当初から受け継がれる伝統のラダーフレームによって、荒れた路面から受ける強い衝撃にも耐える頑強さも継承。アプローチアングルも大きく確保されているため、険しい凹凸路はもちろん急勾配における走破性も抜群。
低回転からきっちりトルクを発揮するターボエンジンの搭載に加え、車輪が空転しても他の車輪の駆動力を確保する電子制御のブレーキLSDトラクションコントロールを搭載することによって高い脱出能力を誇っています。
メーカー | スズキ |
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車種 | ジムニー |
モデル・グレード | XG |
年式 | 2022年7月 |
全長×全幅×全高 | 3395×1475×1725mm |
ホイールベース | 2250mm |
車両重量 | 1040kg |
サスペンション形式 |
前:3リンクリジッドアクスル式コイルスプリング 後:3リンクリジッドアクスル式コイルスプリング |
エンジン型式 | R06A |
総排気量 | 658cc |
内径×行程 | 64.0mm×68.2mm |
圧縮比 | 9.1 |
最高出力 | 64ps(47kW)/6000rpm |
最大トルク | 9.8kg・m(96N・m)/3500rpm |
燃料供給装置 | EPI(電子制御燃料噴射装置) |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク容量 | 40L |
WLTCモード燃費 | 16.6km/L |
新車価格 | 1,555,400円 |
中古車価格帯 | 19.8~306万円 |
カタログページ | スズキ ジムニー |
オフロード車4. スバル フォレスター
シティユースによく映えるボディデザインとは裏腹に高いオフロード走破力を持つクロスオーバーSUV。最低地上高が220mmも確保されていることに加え、21.4度のアプローチアングルに25.8度のディパーチャーアングルが確保。十分な対地障害角が設定されているため、障害物や急勾配の走行時における路面との接触リスクも低減されます。
路面状況をクルマが自動的に読み取り、4輪すべてのトルクを自動配分する「アクティブトルクスプリットAWD」を搭載することで優れた走行性能とスタックリスクの軽減を実現。さらに路面状況に応じたモードを選択するだけ4輪の駆動力やブレーキを最適化し、スムーズな脱出をサポートしてくれる「X-MODE」も全グレードに標準装備するなど、本格オフロード構想を支えてくれる機能も充実しています。
メーカー | スバル |
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車種 | フォレスター |
モデル・グレード | XT−エディション |
年式 | 2022年12月 |
全長×全幅×全高 | 4640×1815×1730mm |
ホイールベース | 2670mm |
車両重量 | 1570kg |
サスペンション形式 |
前:ストラット式独立懸架 後:ダブルウィッシュボーン式独立懸架 |
エンジン型式 | CB18 |
総排気量 | 1795cc |
内径×行程 | 80.6mm×88.0mm |
圧縮比 | 10.4 |
最高出力 | 177ps(130kW)/5200〜5600rpm |
最大トルク | 30.6kg・m(300N・m)/1600〜3600rpm |
燃料供給装置 | 筒内直接燃料噴射装置 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク容量 | 63L |
WLTCモード燃費 | 13.6km/L |
新車価格 | 3,355,000円 |
中古車価格帯 | ー |
カタログページ | スバル フォレスター |
オフロード車5. トヨタ RAV4
オンロードもオフロードも高い走破性を持つことで人気を誇るクロスオーバーSUVのトヨタ RAV4。先代となる4代目は海外市場でのみ販売されましたが、フルモデルチェンジされた現行の5代目から再び日本市場でも発売されています。
後輪のトルクを左右独立で制御してくれるダイナミックトルクベクタリングAWDを採用しているのも大きな特徴。また、オフロード走行時、路面状況に応じて設定できる3つの走行モードを設定。駆動力の調整をはじめ、ブレーキの配分を総合的に制御することで滑りやすい路面での走破性の向上。常にタイヤが地面をしっかりと掴んでくれるような感触を味わうことができ、オフロードでも安心して走れます。
メーカー | トヨタ |
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車種 | RAV4 |
モデル・グレード | アドベンチャー オフロードパッケージII |
年式 | 2022年10月 |
全長×全幅×全高 | 4610×1865×1735mm |
ホイールベース | 2690mm |
車両重量 | 1620kg |
サスペンション形式 |
前:マクファーソン・ストラット式コイルスプリング 後:ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング |
エンジン型式 | M20A-FKS |
総排気量 | 1986cc |
内径×行程 | 80.5mm×97.6mm |
圧縮比 | ー |
最高出力 | 171ps(126kW)/6600rpm |
最大トルク | 21.1kg・m(207N・m)/4800rpm |
燃料供給装置 | 筒内直接+ポート燃料噴射装置(D-4S) |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク容量 | 55L |
WLTCモード燃費 | 15.2km/L |
新車価格 | 3,884,000円 |
中古車価格帯 | 369~438.8万円 |
カタログページ | トヨタ RAV4 |
オフロード車6. トヨタ ハイラックス
トヨタ ハイラックスは、5名の乗車定員を持ちながら居住空間の後ろに広々とした荷台を併せ持つピックアップトラック。高い強度を持ちながら適度にしなり、路面からの衝撃を和らげるラダーフレームを採用することで、オフロードシーンにおける高い安定性と快適な乗り心地を実現しています。
荷台には最大500kgもの荷物が積載できるため、大人数でのキャンプや長旅に必要な荷物もたっぷり積むことが可能。さらにサビに強い素材を採用しているため、沿岸部をはじめ荒天時や渡河を伴うアクティビティを楽しんだ後もサッと洗い流すだけで清潔さを保てます。
メーカー | トヨタ |
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車種 | ハイラックス |
モデル・グレード | X |
年式 | 2021年10月 |
全長×全幅×全高 | 5340×1855×1800mm |
ホイールベース | 3085mm |
車両重量 | 2080kg |
サスペンション形式 |
前:ダブルウィッシュボーン式独立懸架コイルスプリング(スタビライザー付) 後:車軸式半楕円リーフスプリング |
エンジン型式 | 2GD-FTV |
総排気量 | 2393cc |
内径×行程 | 92.0mm×90.0mm |
圧縮比 | 15.6 |
最高出力 | 150ps(110kW)/3400rpm |
最大トルク | 40.8kg・m(400N・m)/1600〜2000rpm |
燃料供給装置 | コモンレール式燃料噴射システム |
使用燃料 | 軽油 |
燃料タンク容量 | 80L |
WLTCモード燃費 | 11.7km/L |
新車価格 | 3,527,000円 |
中古車価格帯 | 288~438万円 |
カタログページ | トヨタ ハイラックス |
オフロード車7. ジープ ラングラー
1941年の登場以来、脈々と受け継がれる丸目のヘッドライトと7スロットグリルを採用した現行の4代目ジープラングラー。パッと見ただけでラングラーと分かるだけでなく、悪路を走るために生まれてきたクルマと認識できる生粋のオフローダーです。
ラダーフレームに加え、前後ともにリジッドサスペンションを採用するなど、伝統を受け継ぎつつ、自動的に前後輪のトラクションを配分する4×4システムや電子制御のセンターデフを搭載するなど最新技術とも融合。過酷な場面でも路面を的確に掴み走破性と脱出性能を高め、道なき道を切り開きながら荒野を自由自在に駆け抜けられます。
メーカー | ジープ |
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車種 | ラングラー |
モデル・グレード | ルビコン |
年式 | 2022年12月 |
全長×全幅×全高 | 4320×1895×1840mm |
ホイールベース | 2460mm |
車両重量 | 1920kg |
サスペンション形式 |
前:コイル リジッド 後:コイル リジッド |
エンジン型式 | G |
総排気量 | 3604cc |
内径×行程 | 96.0mm×83.0mm |
圧縮比 | ー |
最高出力 | 284ps(209kW)/6400rpm |
最大トルク | 35.4kg・m(347N・m)/4100rpm |
燃料供給装置 | 電子式燃料噴射装置 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク容量 | 66L |
WLTCモード燃費 | ー |
新車価格 | 7,990,000円 |
中古車価格帯 | 198~757.7万円 |
カタログページ | ジープ ラングラー |
オフロード車8. ランドローバー ディフェンダー
ランドローバー ディフェンダーは、同社がラインナップするファミリーの中でもっとも手軽な価格帯でありながら本格的なオフロード走行が楽しめるクロスカントリー。アルミ外板をふんだんに使ったモノコックボディに独立懸架式のサスペンションを採用することでオンロードにおける快適さも兼ね備えているのも特徴です。
最低地上高が最高291mmまで高めることができるほか、最大900mmの渡河性能を実現。
トルク可変型の4WDやスタビリティコントロール、ヒルディセントコントロールや4×4iなど電子制御も豊富に搭載し、クルマが悪路の走行をサポート。ライバーはハンドルとペダル操作に集中することができます。
メーカー | ランドローバー |
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車種 | ディフェンダー |
モデル・グレード | 90ベースグレード P300 コイルサスペンション装着車 |
年式 | 2022年6月 |
全長×全幅×全高 | 4510×1995×1975mm |
ホイールベース | 2585mm |
車両重量 | 2090kg |
サスペンション形式 |
前:ダブルウィッシュボーン 後:マルチリンク |
エンジン型式 | 99999 |
総排気量 | 1995cc |
内径×行程 | 83.0mm×92.2mm |
圧縮比 | ー |
最高出力 | 300ps(221kW)/5500rpm |
最大トルク | 40.8kg・m(400N・m)/2000rpm |
燃料供給装置 | ー |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
燃料タンク容量 | 90L |
WLTCモード燃費 | 8.3km/L |
新車価格 | 5,970,000円 |
中古車価格帯 | ー |
カタログページ | ランドローバー ディフェンダー |
オフロード車9. ランドローバー ディスカバリー
ランドローバー ディスカバリーは、同社のラインナップで中核に担うスタンダードなSUV。シティユースによく映える精悍なデザインを持ちながら悪路も難なく走破する高いオフロード性能を併せ持っているのも特徴。3列シートを標準装備しており、7名が乗車しても快適に過ごせる広い車内空間も魅力です。
搭載されるパワートレーンは、300ps/650Nmという力強く太いトルクが自慢の3.0Lの直列6気筒ディーゼルエンジンに加え、高速走行時にしなやなかな伸びを見せる360ps/500Nm 3.0Lの直列6気筒ガソリンエンジンの2種類を設定。それぞれマイルドハイブリッド仕様となっており、燃費向上に一役買っています。
メーカー | ランドローバー |
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車種 | ディスカバリー |
モデル・グレード | S P360 |
年式 | 2021年11月 |
全長×全幅×全高 | 4956×-×1888mm |
ホイールベース | 2923mm |
車両重量 | 2291kg |
サスペンション形式 | ー |
エンジン型式 | 99999 |
総排気量 | 2995cc |
内径×行程 | 83.0mm×92.29mm |
圧縮比 | ー |
最高出力 | 360ps(265kW)/5500〜6500rpm |
最大トルク | 51kg・m(500N・m)/1750〜5000rpm |
燃料供給装置 | ー |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
燃料タンク容量 | 90L |
WLTCモード燃費 | ー |
新車価格 | 8,310,000円 |
中古車価格帯 | ー |
カタログページ | ランドローバー ディスカバリー |
オフロード車10. メルセデス・ベンツ Gクラス
メルセデス・ベンツ Gクラスは、ドイツ語でオフロードを意味する「ゲレンデヴァーゲン」の頭文字を冠する同社の高級SUV。軍用車両を祖先に持つモデルだけあって、そのフォルムは頑強そのもの。その見た目とは裏腹にインテリアは、ラグジュアリーな雰囲気が漂う至極の空間が広がります。
フルタイム4WDに加え、荒路の干渉を抑える平面的なボディ下面構造、通常の約2倍以上の駆動力を発揮するクロスカントリーギア、ディファレンシャルのロックなど、オフロードの走破性能を向上させるための機能も豊富。急勾配はもちろん、一輪しか接地していないような過酷な環境下でも走破性や脱出性能を発揮します。
メーカー | メルセデス・ベンツ |
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車種 | Gクラス |
モデル・グレード | G400d |
年式 | 2021年5月 |
全長×全幅×全高 | 4660×1930×1975mm |
ホイールベース | 2890mm |
車両重量 | 2490kg |
サスペンション形式 |
前:ダブルウィッシュボーン型独立懸架式 後:リジットアクスル |
エンジン型式 | OM656656 |
総排気量 | 2924cc |
内径×行程 | 82.0mm×92.3mm |
圧縮比 | 15.5 |
最高出力 | 330ps(243kW)/3600〜4200rpm |
最大トルク | 71.4kg・m(700N・m)/1200〜3200rpm |
燃料供給装置 | 電子制御燃料直接噴射(コモンレール) |
使用燃料 | 軽油 |
燃料タンク容量 | 100L |
WLTCモード燃費 | 9.7km/L |
新車価格 | 12,890,000円 |
中古車価格帯 | 1698~2758万円 |
カタログページ | メルセデス・ベンツ Gクラス |
オフロード車の新車・中古価格比較表
車種 | モデル・グレード | 新車価格 |
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トヨタ ランドクルーザー | GX | 5,100,000円 |
トヨタ ランドクルーザー プラド | TX | 3,676,000円 |
スズキ ジムニー | XG | 1,555,400円 |
スバル フォレスター | XT−エディション | 3,355,000円 |
トヨタ RAV4 | アドベンチャー オフロードパッケージII | 3,884,000円 |
トヨタ ハイラックス | X | 3,527,000円 |
ジープ ラングラー | ルビコン | 7,990,000円 |
ランドローバー ディフェンダー | 90ベースグレード P300 コイルサスペンション装着車 | 5,970,000円 |
ランドローバー ディスカバリー | S P360 | 8,310,000円 |
メルセデス・ベンツ Gクラス | G400d | 12,890,000円 |
【Q&A】オフロード車について多い質問
以下では、オフロード車について多い質問・疑問に回答します。
Q&A
- オフロード車におすすめのタイヤ選びは?
- オフロード車の燃費は悪い?
- オフロード車の2WDと4WDの違いは?
Q. オフロード車におすすめのタイヤ選びは?
オフロード車のタイヤには、大きく分けて以下の3種類が存在しています。
■マッドテレーン
大きなブロックが特徴的なオフロード向けタイヤ。未舗装の悪路も苦もせず走破できるタイヤである半面、舗装された道路の走行時はロードノイズと振動が大きく感じる一面も持ち合わせています。
■オールテレーン
舗装路での快適性とオフロードにおける走破性といった双方の性能を兼ね備えたオフロードタイヤ。舗装路におけるブロックノイズが提言される一方でよほどの荒れ地でなければオフロードシーンでも難なく走破することが可能。オフロード車を選ぶドライバーのスタンダードタイヤとして支持されています。
■ハイウェイテレーン
文字通り高速走行を想定したオフロードタイヤ。オールテレーンよりも細かなパターンを採用することで静粛性にも優れ、街乗りメインのSUVオーナーを中心に支持されています。
近年は、マッドテレーンとオールテレーンの間の性質を持つというラギッドテレーンタイヤも登場し、オフロード車の新たな選択肢として加わっています。自分の用途や利用シーンに合わせて最適なタイヤを選んで快適なドライブを楽しみましょう。
Q. オフロード車の燃費は悪い?
4WDが多く車体そのものの強度も高いオフロード車は、一般的に車体の重量が重く燃費も他のカテゴリと比べると不利になりがちになります。特に車体の大きなクロスカントリーSUVはその傾向が顕著に表れます。
とはいえ、現在発売されているオフロード車の中にはハイブリッド車も多く存在していることに加え、ガソリンエンジン搭載モデルでも技術向上によって優れた省燃費性能を発揮してくれるモデルも少なくありません。コンパクトなSUVならWTLCモードで16㎞/L以上もの燃費性能を持つモデルもあるなど、一概にオフロード車は燃費が悪いとは限りません。
Q. オフロード車の2WDと4WDの違いは?
未舗装の悪路や荒れ地を走行するためのオフロード車は、4WDやAWDが採用されるのが一般的ですが、一部2WDが設定されている車種も存在しています。
4WDやAWDはオフロードの走破性を高めてくれる一方で同じ車種でも2WDと比べる重量が重くなり、さらに燃費で不利を受ける一面を持ち合わせています。そのため、シティユースを前提としたSUVなどの場合は、燃費の向上や車体本体価格を抑えるために2WDが設定されています。
常時4輪で駆動するフルタイム4WDに対しドライバーが4WDと2WDを切り替えられるパートタイム4WD車なら、オフロード時は走破性の高い4WD、市街地は燃費性能の高い2WDを選択することが可能です。
オフロード車はアウトドア好きな人にぴったり!
威風堂々としたフォルムに圧倒的なオフロードの走破性能を持つオフロード車は、アウトドアを楽しみたいドライバーから絶大な支持を集め続けるクルマです。近年のオフロード車は、決してオフロードを走るものだけでなく、都会の景観にも自然と溶け込むSUVとして広く浸透しているクルマと言えるでしょう。
そんなオフロード車は、用途や利用シーンに合わせて選べるクルマが豊富に揃っているカテゴリとなるため、実際に乗っているオーナーの口コミやレビューなども参考にして自分に合った一台を探してみましょう。