「より参加者が楽しめるレースへ」 GR86/BRZ Cup クラブマンシリーズのワンメイクタイヤとして、ダンロップ「DIREZZA ZⅢ CUP」を新採用

今シーズンも激戦が期待されるTOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup クラブマンシリーズは、昨年までの「DIREZZA ZⅢ」から、より進化したダンロップ「DIREZZA ZⅢ CUP」がワンメイクタイヤとして採用される。一方、プロフェッショナルクラスのダンロップユーザーは、内部構造を最適化して3月1日にリリースされた「DIREZZA β05」を装着してシリーズに挑むことになる。

住友ゴム工業は、ドライ路面での運動性能をより追求したハイグリップスポーツタイヤDUNLOP(ダンロップ)「DIREZZA(ディレッツァ) ZⅢ CUP(ズィースリーカップ)」を3月23日に発売した。

「DIREZZA ZIII」のトレッドパターンやプロファイル技術を踏襲し、サーキットレースでの使用を想定して開発。新コンパウンドの採用により、耐摩耗性能を維持しつつグリップ性能とコントロール性能を最適化している。サイズは「215/45R17 87W」のワンサイズで、価格はオープン価格となっている。

2022年から車両が新型GR86/SUBARU BRZになった「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup クラブマンシリーズ」は、昨年からDUNLOPタイヤのワンメイク指定となり「DIREZZA ZIII」が装着されていたが、この発表により「DIREZZA ZⅢ CUP」へとスイッチすることになる。タイヤがバージョンアップすることで、「より参加者が楽しめるレースへ」のさらなる進化が期待できるはずだ。

プロフェッショナルクラスのダンロップユーザーは、内部構造を最適化した「DIREZZA β05」を装着

一方、「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup プロフェッショナルクラス」で今年ダンロップを履くエントラントは、GR86が4台、BRZが1台と発表されており、内部構造を最適化し、よりモータースポーツ競技でのグリップ性能の向上を行った「DIREZZA β05(ベータゼロゴー)」215/45R17 87Wを装着する。

「DIREZZA β05」は新開発の非対称パターンを採用することで、コーナリング時のグリップ性能を向上。パターン剛性の最適化により高速域での操縦安定性を確保し、ドライ路面において高い運動性能を発揮するハイグリップスポーツタイヤである。タイヤが進化したダンロップユーザーの活躍に注目したい。

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