スバルBRZ納車の前に任意保険の変更手続き【SUBARU BRZ長期レポート】

スバルBRZが納車された!「やっぱりクーペっていいな」 レガシィB4→BRZ

大安吉日に納車されたSUBARU BRZ Sと17年間共に過ごしてきたレガシィB4 2.0GT spec B
17年19万km乗ったスバル・レガシィB4(BL5)からBRZへの乗り換え。いよいよ新車のBRZが納車となる。その前に、重要なのは「任意保険の変更手続き」だ。
TEXT & PHOTO:松沼 猛(MATSUNUMA Takeru)

納車の前に任意保険の変更手続き

前回SUBARU BRZの納車日が5月20日頃になりそうだとお伝えしたが、東京SUBARUの担当N氏と話した結果、納車日は大安吉日の5月21日に決まった。この日をもって長年乗ってきたBL5 レガシィB4 GT spec Bともお別れということになる。

さて、納車前に予めやらなければならないことがある。一番重要なのは任意保険の変更で、保険が無効にならないように上手く乗り換えたい。筆者の場合、任意保険は3月に更新していて、4月に年間保険料の3万7230円が銀行の口座から引き落とされたばかり。レガシィB4 GT spec BとBRZ Sでは排気量が異なるし、当然保険料が変わるわけで、それがどうなるのか気になるところだ。

と、思いつつも仕事の締め切りなどで忙しく、保険代理店のJ氏に電話をしたのは、納車前最後の平日となる5月19日。J氏によると「車検証をFAXして欲しい」とのこと。そこで東京SUBARUのN氏に電話をして、車検証のFAXを依頼した。

ほどなくしてFAXが2枚届いた。1枚目は車検証だが、見慣れたものよりもずいぶんと小さくて「縮小コピーか?」と一瞬思った程。じつは2023年1月4日から車検証が電子化され、ICチップを埋め込むとともに記載内容を簡素化し、サイズも小さくなったというわけだ。もう1枚は自動車検査証記録事項という紙だった。

納車の前にFAXしてもらった車検証と自動車検査証記録事項。任意保険の変更に必要な書類だ。

再びJ氏に電話をすると2枚とも「FAXして欲しいとのこと」。その理由は車検証では所有者・使用者に関する記載が省略されているため、これらが記載されている自動車検査証記録事項が必要とのこと。なるほど、任意保険の変更手続きに関しては必要な書類が増えたことになる。

J氏に車検証と自動車検査証記録事項をFAXし、しばらくするとJ氏から着信。それによると保険料は6700円程安くなるという。意外に思ったのだが、BRZの現行モデルの事故件数よりもBL5の方がはるかに事故件数が多くて、それが保険料に反映されているそうだ。

このままいけば来年の保険料は7000円以上安くなるとのこと。ただ事故件数による保険料の増減は年ごとに更新されるようなので、BRZの事故件数が今後跳ね上がらないことを祈るばかりだ。

なお、納車日の5月21日の任意保険はレガシィB4、BRZのどちらに乗っても保険が有効とのことなので、まずは一安心といったところだ。

レガシィB4の装備を取り外すのに一苦労

レガシィB4は入れ換えギリギリまで稼働していたので、納車前日の5月20日に車内のものを整理することにした。取り外すのはドライブレコーダー、レーダー探知機、バックカメラ、オートサンバイザーなどのアクセサリー類だ。

レガシィB4にはドライブレコーダー、レーダー探知機やオートサンバイザーなどを装備していた。

ドラレコ、レー探、バックカメラはコード類をパネルの内側に隠していたので、久しぶりにパネル類を取り外しての作業となり思いの外時間がかかってしまった。幸い自分で装着したので外すべき場所はわかっていたが、もし用品店で装着を依頼していた場合は、どうやって取り付けたがわからずに外せなかったかもしれない。

内蔵したコード類を取り外すためにパネルを外しての

とはいうものの、レガシィから移植するのはレーダー探知機やオートサインバイザーくらいなのだが。

ところでこのタイミングのクルマの入れ換えとなると、レガシィB4の自動車税をどうするかが気になるところ。N氏に尋ねてみたところ、タイミング的に月割りにするのは間に合わないので、一旦1年分を納付。後日還付を受けることになるそうだ。

いよいよBRZとご対面

納車当日となった5月21日の午後、東京SUBARU杉並店へ向かった。これがBL5レガシィB4 2.0GT sepc Bの正真正銘のラストランだ。

最後の手続きを済ませている間に、BRZとB4を並べてもらえたので、最初で最後のツーショット写真を撮った。この2台をあらためて並べてみると車高の違いが一目瞭然。「やっぱりクーペっていいな」と思った。

2ドアクーペのBRZと4ドアセダンのB4を並べてみるとその車高の違いがよくわかる。

BRZに座ってみると着座位置も天井も低いのが実感できる。操作系には特に不安要素はないが、唯一B4と違うのはバックギヤの位置。B4は右手前なのに対してBRZは左奥ということなので、ここだけは慣れが必要そうだ。

最後に東京SUBARU杉並店のN氏から店長とサービス課課長を紹介された。

店長からは「BRZは運転が楽しいクルマですので、これからのカーライフをお楽しみください」との言葉をいただいた。
サービス課課長からも「オプションパーツのグレードアップにも対応しますのでBRZを楽しんでください」と言っていただいた。

最後は大勢のスタッフに見送られて出発。ちょっと照れくさかったけど、BRZにとっては良い船出となった。

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著者プロフィール

松沼 猛 近影

松沼 猛

1968年生まれ1993~2013年まで三栄書房に在籍し、自動車誌、二輪誌、モータースポーツ誌、鉄道誌に関わる…