【後付け装備の今! vol.9】クルマでもオンラインコンテンツを使い放題! カロッツェリア『サイバーナビ AVIC-CQ912Ⅱ-DC』【CarGoodsMagazine】

オーディオメーカーとして創業し、80年以上の歴史を刻んできた音響・車載機器メーカーのまさにパイオニア(先駆者)。同社がカーAV機器として展開するカロッツェリアが、豊富なオプションでオーディオシステムを構築できるのが強みだ。カーナビ機能による的確なルート案内でドライブの安全性を高めるとともに、エンタメ面も強化できる。ドライバーも同乗者も、快適なロングドライブを楽しめるようになるのだ。

オンライン環境を活かして車内エンタメが充実!

フラッグシップモデルとなるサイバーナビの『AVIC‐CQ912Ⅱ‐DC』は、インターネット時代を象徴する存在と言える。同梱するネットワークスティックを接続することで車内がWi‐Fiスポットとなり、データ通信料を気にすることなくインターネットを使うことができる。

carrozzeria『CYBER NAVI AVIC-CQ912Ⅱ-DC(実勢価格:23万5000円前後)』
オンラインに対応し、地図情報は自動更新。車内がWi-Fiスポットになるネットワークスティックも同梱する。インダッシュタイプながら9V型の大画面で、高精細HDパネルも採用して高画質で映し出す。ハイレゾ音源のネイティブ再生、さらに圧縮音源をハイレゾ音源相当で再生する独自の機能も備え、サウンドにもこだわった設計だ。

ブルートゥース接続でスマホの音楽ストリーミングサービスを流したり、HDMIでつないでスマホのミラーリング動画を楽しんだり、オンラインゲームで遊んだりと、同乗者を退屈させることがない。ちなみに、これは特殊な例となるが、サイバーナビの電源が入っていればWi‐Fiを飛ばすことができるので、キャピングカーのようにサブバッテリーを利用できればエンジンがかかっていなくてもWi‐Fiスポットになる。旅先での楽しみ方が、無限に広がるわけだ。

メニュー画面の「ストリーミングビデオ」をタップすると、Webブラウザを用いたYouTube動画の直接再生が可能に。スマホの接続が不要、サイバーナビの画面をフリック&タップすることで操作でき、映像や音楽をスムーズに楽しむことができる。市販AV一体型ナビでこの機能は備えているのはサイバーナビだけだ。

さらに、メニューから「ストリーミングビデオ」をセレクトすると、YouTube動画の直接再生が可能。スマホを接続することなく、映像や音楽を楽しめ、その操作も9V型の大画面で行えてスムーズ。また、スマホアプリの「ディクシムプレイ for カロッツェリア」を活用することで、自宅のレコーダーで録画した番組やBS/CSも含めた放送中の番組を再生することもできる。

豊富なコンテンツをより上質に変える多彩なオプションも

これらの充実したエンタメ機能は、システムアップによってさらに満喫できるようになる。試乗車では後席用にフリップダウンモニター『TVM‐FW1300Ⅱ‐B』とプライベートモニターの『TVM‐PW1000TⅡ』を備え、フロントスピーカーは『TS‐C1730SⅡ』を装着。2023年6月に発売されたばかりのサブウーファー『TS‐WX140DA』も搭載していた。

carrozzeria『TS-WX140DA(実勢価格:2万1000円前後)』
シート下にも収まる20cm×13cmパワードサブウーファー。サブウーファーとしては珍しくイコライザー機能を搭載し、ジャズやクラシックなど深みのある低音再生に適した「ディープ」、自然なバランスでクセのない重低音を再生する「ナチュラル」、EDMやロックなどの突き上げるような低音を再生する「ダイナミック」という、3つのモードから選択できる。付属のリモコンで音量調節、再生帯域の可変、位相の切り替えも調整可能だ。

後席モニターではHDMIでつないだデバイスからの映像を鮮明に映し出し、スピーカーのグレードアップによって高音質を奏でる。走行中はロードノイズなどで低音が消されがちになるが、サブウーファーによる低音の補強で迫力ある音を楽しめた。
システムアップのオプションは他にも用意されており、愛車の用途に合った最適なシステムを構築できるだろう。カロッツェリアが提唱する車内のオンライン化が、カーライフを豊かなものに変えてくれる。

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20世紀創刊!市販唯一のカー用品専門月刊誌
1999年に季刊誌として創刊後、好評を元に月刊化。当時より続…