キャラバンMYROOMは、今年で誕生50周年を迎えたキャラバンをベースに、自分のお気に入りの部屋ごと自然のなかに持ち込んで憩えるクルマとして開発したモデルで、これまでにない新しいカテゴリーのクルマを目指した。
車内は、木目をふんだんに使うことで、クルマの内装感を徹底的に消し、「車内」というより「室内」「インテリア空間」を演出した。ベッドとテーブルを組み合わせることでリビングルームモードやベッドルームモード、ダイニングルームモードというように車内を自在にアレンジすることが可能だ。
キャラバンMYROOM Launch editionは、2024年夏に発売予定のキャラバンMYROOMに先行した特別仕様車だ。MYROOM専用オプションを標準装備する。キャラバンMYROOM Launch Editionは2024年上旬の納車を予定している。
ターゲットユーザーは、
・旅の方法のひとつとして車中泊を好む
・道の駅や駐車場に泊まることが多い
・必要な装備は最小限
で、非日常感を求め、審美眼を持ち良いモノを求める、自分たちのペースを大事にする人を想定している。
キャラバンMYROOM Launch editionの価格
ベースとなるのは、GRANDプレミアムGXで、駆動方式は2WD/4WDを選択できる。パワートレーンは、2.0L直4ガソリン(QR20DE型 130ps/178Nm)と2.5L直4ディーゼルターボ(4N16型 132ps/370Nm)から選べる。トランスミッションは、7速ATだ。
ベッド架装タイプ | 駆動方式 | エンジン | 価格 |
折り畳みベッド | 2WD | QR20DE(ガソリン) | 595万8700円 |
折り畳みベッド | 2WD | 4N16(ディーゼル) | 662万6400円 |
折り畳みベッド | 4WD | 4N16(ディーゼル) | 696万4100円 |
MYROOM跳ね上げベッド | 2WD | QR20DE(ガソリン) | 613万4700円 |
MYROOM跳ね上げベッド | 2WD | 4N16(ディーゼル) | 680万2400円 |
MYROOM跳ね上げベッド | 4WD | 4N16(ディーゼル) | 713万0100円 |
用途:バン/ボディ幅:標準/ボディ長:標準ルーフ/フロア:低床/乗車定員:5名/最大積載量:750kg/トランスミッション:7ATは全車共通だ。
2列目の2 in 1シートは用途に合わせて簡単にアレンジできる。乗車移動時にはほどよい硬さで乗り心地を追求し、駐車時に後部座席側に反転させて使用する際には、柔らかなソファのような座り心地を提供する。バックドアを開ければ、車内で自然の景色を楽しみながら寛ぐことができる。
車中泊用のベッドは、折り畳みベッド、MYROOM跳ね上げベッドの2種類から選べる。どちらもヘリンボーン生地を使用し、シンプルながらもリッチなクオリティを表現している。
MYROOM跳ね上げベッドはワンアクションでベッド展開でき、手を離してもしなやかに倒れてきて、手を挟むことなくベッドにできる。折り畳みベッドは2分割になっているため、自由なアレンジが可能だ。
スライドテーブルは、好きな一で固定したり、取り外したりでき、用途に合わせた活用が可能。2 in 1シートやスライドテーブルを活用することで、まるで部屋にいるかのようなリラックスした時間が過ごせる。
エクステリアは、ブラックグリルやブラックドアハンドル、ブラックドアミラー、ブラックスチールホイールなど専用パーツを揃えることで外観の印象を引き締め、MYROOMオリジナルな雰囲気を演出する。リヤクォーターウィンドウとバックドアにはMYROOM専用ステッカーを用意した。
ボディカラーは専用色、サンドベージュ/ホワイトの2トーンをはじめ、4色をラインアップする。
日産リーフで使用したバッテリーを再利用して開発した「ポータブルバッテリーfrom LEAF」からMYROOMに給電することで電源のない場所でも、車内のAC100V電源が使える。
Launch editionには、車内カーテン、ウッドブラインド、AC100V電源、スポット照明付きの木目調パネル、ロールスクリーン、ルーフサイド間接照明が標準装備となる。またカーテンと同じ記事で製作したキャラバンMYROOMオリジナルクッションも付属する。