欲しければラスト・チャンス! マツダ3列シートの最上位SUVはどうですか? マツダ CX-8 | これがオーナーの本音レビュー! 「燃費は? 長所は? 短所は?」 | モーターファン会員アンケート(2023年11月版)

マツダCX-8 XD Grand Journey(2022年モデル)
マツダCX-8はいわゆる大型クロスオーバーSUVで、日本国内のマツダのクロスオーバーSUVの最上級モデルだ。2023年8月14日、同年12月をもって生産終了が発表されたが、同クラスの新型車であるCX-80が後継車となる見込みだという。Motor-Fan TECHの会員の方々にもCX-8のオーナーは少なくない。そこでオーナーにアンケートを実施。オーナーだからこそわかる燃費、不満、よいところを今一度ご教示いただこう。

現行型初代 KG型 (2017年~)

XD Grand Journey SKYACTIV-D 2.2(プラチナクォーツメタリック/2022年モデル)

マツダCX-8は、北米市場で人気のCX-9とKF系2代目CX-5のプラットフォームを組み合わせて開発された3列シートを持つ大型クロスオーバーSUVで、マツダの日本国内向けクロスオーバーSUVの最上位モデル。それと同時に、クロスオーバーSUVでありながら、しっかりした3列目シートで6~7人がゆとりを持って乗車できるミニバンのような居住性を追求することで、ミニバンに替わる新たな市場を開拓する狙いも持つ意欲作である。エンジンは発売当初は2.2ℓ直列4気筒ディーゼルターボのみだったが、2.5ℓ直列4気筒と2.5ℓ直列4気筒ターボの2種類のガソリンエンジンが追加されている。また、マツダの先進安全技術「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」を標準装備するなど、安全装備も充実している。2020年12月の改良でディーゼルエンジンは最高出力を7kW(10ps)向上している。尚、2023年8月14日、同年12月をもって生産を終了し、注文が12月までの生産台数に達した時点で販売を終了することが公式サイト上で公表された。同クラスの新型車CX-80が後継車となる見込みだという。

■2020年式 XD L Package FF 「他にはない実用性のある国産3列シートSUVでスタイリングも良い」

ニックネーム:りんりくパパ 年式・グレード:2020年式 XD LPackage FF 性別:男性(30代)居住地域:愛知県

ニックネーム:りんりくパパ 年式・グレード:2020年式 XD LPackage FF 性別:男性(30代)居住地域:愛知県

排気量:2.2ℓトランスミッション:AT

平均燃費:12.0km/ℓ(郊外の通勤が7割、休日の移動が3割)

長所:他にはない実用性のある国産3列シートSUVでスタイリングも良い。インテリアも上質。燃費に関しては、下道ではそこそこですが、以前、愛知県から東京都までの往復ドライブをしたところメーター燃費で18.9km/ℓという良燃費を出すことができました。高速道路を使用した移動にはもってこいの車です。

短所:車のサイズ的にはトヨタのアルファードとほぼ同じであり、駐車場に停める際には少々気を使う所がある。ハイブリッドやEVが普及してきた中で、ディーゼルエンジンの振動は慣れていない人には大きく感じると思う。

評価

外観:★★★★★

室内:★★★★★

走行性能:★★★★★

燃費性能:★★★★☆

装備:★★★☆☆

満足度:★★★★★

このクルマの購入を検討している人にひと言

「昨今の燃料価格高騰の中で軽油を使用するディーゼルエンジン車で、ここまで内外装や乗り心地に不満なく乗れる国産車は他には無いと思います!」

■2020年式 XDディーゼル 「ディーゼルも気に入っているし価格がとにかく安い」

ニックネーム:キムト 年式・グレード:2020年式 XDディーゼル 性別:男性(60歳~) 居住地域:埼玉県

ニックネーム:キムト 年式・グレード:2020年式 XDディーゼル 性別:男性(60歳~) 居住地域:埼玉県

排気量:2.2ℓトランスミッション:AT

平均燃費:計っていない。(県内移動95%、通勤その他移動はほとんど車)

長所:デビュー広告を見て直ぐに購入いたしました。とにかくデザインが気に入り性能にはさほど目を向けませんでしたが、良さそうな雰囲気で不安を感じなかった。デザイン的に車幅があと5㎝欲しいとは思いましたが。ディーゼルも気に入っているし価格がとにかく安い。当時、トヨタ車も検討しましたがデザインが貧弱で乗っているのも恥ずかしいようなものばかりだったのもこの車を選んだ理由になります。

短所:短所になるかどうか解りませんが、乗り始めのころ3列シートという事もありホイルベースの長さに少し戸惑いました。あと、オイル交換が早いし、価格も高いと思います。少し忘れていると警告ランプが点灯してしまう。なんだかオイルが増えるみたいです。

評価

外観:★★★★☆ 素晴らしいデザインと思います。

室内:★★★★☆ 不満なし。

走行性能:★★★★☆ 2.5リッターぐらいあるともっといいと思います。不満はない。

燃費性能:★★★★☆

装備:★★★★☆

満足度:★★★★☆

このクルマの購入を検討している人にひと言

「お勧めです。CX60が気になりますね」

■2019年式 XD プロアクティブ 4WD 「今時こんなバランス、コスパの良い車は珍しいと思います」

ニックネーム:くまさん 年式・グレード:2019年式 XD プロアクティブ 4WD 性別:男性(50代) 居住地域:長野県

ニックネーム:くまさん 年式・グレード:2019年式 XD プロアクティブ 4WD 性別:男性(50代) 居住地域:長野県

排気量:2.2ℓトランスミッション:AT

平均燃費:12.5km/ℓ(市街地走行9割、高速1割)

長所:トヨタのエスティマ(FF)から乗り換えましたが、ディーゼルの大トルクと4WDの安定感でどこまでも運転したくなります。多人数乗車したりエアコン使用で負荷がかかっても、燃費が良いため燃料代が安く、お財布にやさしく助かっています

短所:出かけた際、狭い駐車スペースに停めさせられることが多いのですが、回転半径が5.8mと大きいため、できるだけ空いている遠くの駐車スペースに停めるようにしています。アイドルストップはバッテリーに負担がかかるのでキャンセル機能があるとうれしいです。

評価

外観:★★★★★ マツダ最上級SUVにふさわしいバランスのとれたスタイリングが魅力です。

室内:★★★★☆ 車内の雰囲気はシンプルで高級感があります。2列目シートのリクライニング調整がほとんどできないことが残念。

走行性能:★★★★★ 1.9トンの車体を極太トルクでどこからでもぐいぐい加速してくれて気分爽快です。加速中のエンジン音も頼もしい。

燃費性能:★★★★☆ 普段は市街地走行ばかりで12.5km/ℓでカタログの80%くらいと優秀です。おとなしく走れば高速走行で17~18km/ℓまで伸びます。

装備:★★★★★ レーダークルーズや自動ブレーキなど先進の安心装備があり運転しやすいです。前後のバンパーにセンサーがあるので大きくてもぶつけにくいです。

満足度:★★★★★ 各項目のバランスが良く購入して良かったです。ミニバンやハイブリットからの乗り換えの方は検討ください。

このクルマの購入を検討している人にひと言

「以前、エスティマに乗っていて次に乗る車を考えた時に、デザイン、居住性、走り、経済性を考えた時に、同じ3列シートで満足できる車はこの車しかありませんでした。お値段の割に剛性のある車体、ガソリン、ハイブリットでは味わえない大トルク、4WDの圧倒的な走破力は走っていてとても気持ち良いです。今時こんなバランス、コスパの良い車は珍しいと思います。現在ミニバンから乗り換え予定の方は、一度、先入観を捨てて試乗してみると“これでもいいかなぁ”と思われるかもしれません」

■2018年式 XD Lパッケージ「ミニバンは嫌だけど6人、7人乗りが必要という方にはとてもおすすめです」

ニックネーム:もと 年式・グレード:2018年式 XD Lパッケージ 性別:男性(40代) 居住地域:神奈川県

ニックネーム:もと 年式・グレード:2018年式 XD Lパッケージ 性別:男性(40代) 居住地域:神奈川県

排気量:2.2ℓトランスミッション:AT

平均燃費:13km/ℓ(市街地での走行が7割、高速道路での走行が3割)

長所:7人が乗れるSUVということ。長距離走行があまり苦にならず、高速走行時の燃費もいいこと。運転をしていて楽しいこと。運転席と3列目に座っている人が普通に会話ができるくらいの静粛性がある。3列目のシートがちゃんとしていて、長距離ドライブで座っていてもあまり苦にならない。

短所:小回りがあまり得意でない。リヤドアが長めなため、狭い駐車場では隣の車にぶつけてしまいそうになる。リヤシートが重いため、動かすときに少し力がいる。アラウンドビューモニターの解像度があまり高くないため、少し見にくい。

評価

外観:★★★★☆

室内:★★★★★

走行性能:★★★★☆

燃費性能:★★★★☆

装備:★★★★☆

満足度:★★★★★

このクルマの購入を検討している人にひと言

「ミニバンは嫌だけど6人、7人乗りが必要という方にはとてもおすすめです。長距離の移動が多い方にはディーゼルの燃費の良さはとてもありがたいと思います。逆に近距離が多い方にはガソリンエンジンの方がストレスがないと思います」

ミニバン需要も担うマツダの上級3列シートSUV「マツダCX-8」【最新SUV 車種別解説】

3列シートSUVとして独自の存在感を確立した「マツダCX-8」。1列目はもちろん、2列目の快適性は特筆ものだ。上質な内装の仕立てもCX-8のセールスポイントだ。 REPORT:河村康彦(本文)/工藤貴之(写真解説) PHOTO:神村 聖 MODEL:佐々木萌香

マツダ CX-5 2022年モデル

非公開: マツダが新SUV計画を発表! 2022年からCX-50/60/70/80/90を順次導入

10月7日、マツダは新たなクロスオーバーSUV商品群の計画を発表した。スモール商品群にCX-50、FRプラットフォームを用いるラージ商品群にCX-60/70/80/90と計5モデルを2022年以降に順次導入予定だ。マツダの大攻勢がここから始まる!

キーワードで検索する

著者プロフィール

MotorFan編集部 近影

MotorFan編集部