ポルシェ911チューニングの最高峯であるTechArt社は、この新型モデルに異なる2つのパフォーマンスパッケージを提供。エントリーグレードは、3.8L水平対向気筒6気筒ツインターボエンジンを搭載、最高出力710ps、最大トルク900 Nmを発揮 する「TA092/T1.1」パワーキットが装備されている。
またさらなるパフォーマンスを求める顧客には、同エンジンから最高出力800ps、最大トルク950Nmを発揮する「TA092/T2.1」キットが提供され、最高速度350km/h、2.5秒で100km/hに達する動力パフォーマンスを発揮する。
エクステリアにも、大幅な変更が加えられている。徹底的に改良されたフロントとリアエンド、カーボンフェンダー、新設計されたボンネット、ホイールアーチエクステンション、サイドスカート、エアインテークなど、40以上のカーボンファイバーパーツが標準装備されている。また純正ウィングより60%軽量のカーボンファイバー製の大型ダックテール リア スポイラーを装備している。
世界限定25台すべてに、20インチおよび 21インチの鍛造センターロックホイールと、カーボンファイバーエアロディスクが装備され、スポーツスプリングのおかげで車高も25 mm (1インチ)ローダウン。顧客は、5mm~30mm (0.2インチ~1.2インチ) の間で調整可能なコイルオーバーを選択することもできるという。
さらにキャビン内では、レザー、アルカンターラ、カーボンファイバー、アルミニウムのアクセントをふんだんに使用し、アップグレードされたインテリアを装備、追加のレザー、装飾ステッチ、カスタムシートパイピング、エンボス加工の特別なインテリアパッケージも提供している。
気になる価格は、9万8250ユーロ(約1580万円)からで、納車は2024年5月に開始予定となっている。