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最新型車から旧型車まで幅広くフィットする適合力
クルマの各部に装着するだけで、その部分のロスを低減し本来の性能を引き出してくれるSEV。20年以上の歴史を持つ、SEV人気のヘッドバランサーの五代目モデルである『SEVヘッドバランサーPU』は、エンジンヘッドに装着するだけで、内部可動部分のロスにアプローチし、本来の性能を引き出すというアイテムだ。
装着方法は他のSEVアイテム同様に簡単。エンジンヘッドやモーターといったパワーユニット本体にただ装着するだけだ。最近のクルマのエンジンは、補器類やカバーに覆われているために、エンジンヘッドに直接装着が難しいことも多いが、そんな場合はエンジンヘッドカバーへの装着でOKだ。
ちなみに直列エンジンの場合は1個装着でいいのだが、Ⅴ型や水平対向エンジンの場合は各バンクに1個ずつ、計2個の装着が基本。また、複数装着でより体感度が変化するという点も楽しいポイント。
最新のHEVやちょっと古めのクルマまで違いを体感できる『SEVヘッドバランサーPU』。初めて装着するSEVアイテムとしてもピッタリといえそうだ。
ターニングポイントを迎えて次世代への足がかりに
ビッグネームのモデルチェンジに見える、過去と未来
五代目となる人気シリーズの最新作となるだけに、他のラインアップとはやはりユーザーの思い入れが違う。それはSEV側とて同様だ。
「SEVが広く知られるようになったのはヘッドバランサーのおかげです。簡単に取り付けられる製品の先駆けでしたね。それまでの製品はインテークなどに巻きつけるタイプが主流でした。サーキットなどでテストを続けていましたがヘッドバランサーの登場で量販店でも話題となり、一般ユーザーに装着していただけるきっかけとなりました」
その後もことあるごとに、SEVはターニングポイントを迎える。
「SEV技術の誕生から46年が経っていますが、技術の核となるのはあくまでも天然の鉱石と複数の金属を組み合わせたものでここに変わりはありません。本当に無限大の組み合わせがあります。それをもう常にテストをして、トライアンドエラーでしか、先の商品にたどり着くことはできません。
その中で、2010年にナノSEVが開発されて、配合を非常に効率的に行えるようになりました。そして2021年にラジエターBYができ、そこからまた体感度が一気に上がったんです。それこそ自分のクルマだけでなく、借りてきたクルマでも差が分かるぐらいに」
その上げ潮のなか、満を持して登場した新世代のSEVこそが、ヘッドバランサーPUだった。
「SEVを広めてくれたヘッドバランサーの技術と、そしてターニングポイントとなったラジエターBYの技術と、二つをちょうどミックスしていい形で商品化できたのが大きいかもしれません」
ユーザーの期待値も高く、それを上回るものでなければ新たなヘッドバランサーは名乗れない。そしてその高いハードルを超えたからこそ、五代目の登場となったわけだ。
「四代目と五代目では、体感度の高さが圧倒的に違います。あと名前にある通り、PUはパワーユニットを意味し、モーターにも対応している点が大きな違いです」
先の時代を見据えた大きなチャレンジでもあった。
「会社としても大事な商品で、結構いろいろ悩んだんですけど、パワーユニットが電気になるのか水素になるのかはともかくとして、確実にどんどん変わっていくじゃないですか。そういった時にモーターにも付けられるっていうのは大きい材料かなと思います」
自社の技術に持つ、自信の表れでもあるだろう。
「弊社の強みはすべて自社で開発していること。これからも多くのお客様に驚き、喜んでいただけるように商品開発をしていきたいと考えております」