日産が新世代「NissanConnect」を発表、さらにシームレスでパーソナライズされた経験を提供

日産自動車は4月24日、クルマを管理するさまざまなサービスとの連携やGoogleビルトイン機能の搭載により、さらにシームレスでパーソナライズされた体験を提供する新たなコネクテッドサービス「NissanConnect」を発表。2024年1月にマイナーチェンジした北米の「ローグ」、そして4月17日に発表された欧州向け「キャシュカイ」のマイナーチェンジモデルに採用し、今後も大型SUVやEVを皮切りに幅広いモデルへの採用を拡大していく。

アプリからの行先設定やリモートエアコンなどの便利な機能を家族のIDと共有、管理することが可能

新しいNissanConnectでは、アプリからの行先設定やリモートエアコンなどの便利な機能を家族のIDと共有、管理することが可能になる。また、新たなディスプレイのUI(ユーザー・インターフェイス)デザインにより、直感的な操作や情報認知が可能となり、運転中のストレスを軽減し、運転に集中できる環境を提供する。

ユーザーのカーライフを安心してサポートする機能も充実。窓の閉め忘れや、クルマから離れている間にドアが開けられた場合、アプリのプッシュ通知で車両状態を知らせる。メンテナンスなどのクルマの管理においても、部品交換のお知らせから入庫予約まで、一貫してアプリでスムーズに利用できる。EVユーザーには、電池残量や電力のオフピークを考慮した経済的な充電時間を提案する。

アプリから車両を操作できる機能は従来のNissanConnectから約2倍に増え、よりパーソナライズされた機能によってクルマが信頼できるパートナーのような存在となり、車内外でのライフスタイルをシームレスで快適なものにする。

Googleビルトイン機能を搭載

Googleとのパートナーシップにより、ユーザーがスマートフォンで普段使用しているアプリを車内でも簡単に利用することができるようになる。車載ナビゲーションはGoogleマップに対応しているため、Googleアカウントでサインインするとお気に入りの場所や興味のあるポイントにナビゲーションからアクセスすることができ、スマートフォンアプリと同様に地図情報は常に最新のものとなる。

また、Googleアシスタントを使用すれば、エアコンの調整やナビゲーションの設定などをより自然な言葉で音声制御することができる。さらにGoogle Playでダウンロードできるアプリにアクセスすることができるため、お気に入りの音楽、ポッドキャスト、オーディオブックなどを車内で聴くことが可能になるだけでなく、ニュースや動画、天気など幅広いアプリをクルマから利用することができる。

常にアップデートされる新しい体験

車載の通信機能により、車両の購入後もよりパーソナライズされた機能の進化や、新たなサービスの追加に対応。グローバルカスタマーエクスペリエンス、コネクテッドカーサービスを担当する伊藤由紀夫常務執行役員はこのように述べている。
「日産のコネクテッドサービスはテレマティクスサービス開始からおよそ20年以上もの間、クルマの価値を最大化する先駆者として取り組んできました。ユーザー中心のアプローチや新しいライフスタイルの提案を通じて、クルマに乗っている時間に限らないさまざまなシーンでお客さまの生活とのさらなるつながりを追求し、お客さまの日常を豊かにするサービスの提供を加速していきます」

日産自動車公式サイト「NissanConnect」

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