情報機器を使わず経験や体験、人との関わりを通して答えを導き出すようなカリキュラムを用意
「ラーン ウィズ ポルシェ2024」は、未来の壁に立ち向かっていくスカラーシップ生を探し、これからの学びに必要な心構えと夢をプレゼントするイノベーティブなスカラーシッププログラム。LEARN(ラーン)は、Learn Enthusiastically(熱心に学び)、Actively(積極的に)、Realistically and Naturally(現実的かつ自然に)の頭文字からとった用語だ。
自然災害の発生や社会情勢の変化といった不確定・不安定な状況下にも、リアルな生活のなかに社会の現実を直視し、そこで得た経験、教科書やネットで学んだ知識を結びつけていく必要がある。同時に非日常な体験を通して課題に立ち向かう突き抜けた力を養うことも大事だ。実施するプログラムでは、情報機器を使わず経験や体験、人との関わりを通して答えを導き出すようなカリキュラムを用意し、今年も5日間ほどの体験合宿を企画。選考は、全国の中高生を対象に公募し、そのなかから書類選考と面談を実施したうえで、10名程度のスカラーシップ生を選ぶ。どちらのプログラムも、参加費・旅費・宿泊費はスカラーシップとして運営事務局が規定に従い負担する。
2021年に開催された第1回目は、情報機器を使わず限られた情報のなか、目的地までの行き方を空港内で探す課題からスタートした。コロナ禍でのコミュニケーション方法、限られたヒントをもとにチームで工夫し、初めての土地を行動した体験、また目的地で初めて接する馬と向き合い乗馬をしながら一馬力を学び、貸切サーキットで最新のポルシェに乗りクルマのルーツを探るような、毎日異なる体験に取り組んだ。
2022年の第2回目は、四国宇和島の重要文化的景観である壮大な段畑を登り、土佐久礼のカツオ漁を朝4時から体験するなど、先人から続く生活と仕事の移り変わりを学んだ。最終日には、設立間もないポルシェ・エクスペリエンスセンター東京(千葉県木更津市)で、最新のポルシェに乗り、ドライビングコーチの専門的職業という分野も知った。
そして2023年の第3回目は、地方からの出稼ぎ労働者の街を対象に、チームに分かれ現場聞き込みをしながら歴史を紐解くことから始まった。その後、旭川から稚内まで約6時間かけて宗谷本線で移動し、北海道最北端の礼文島と利尻島を巡り、現地の方々の実際の仕事に関わりながら、島の歴史や生活、稼ぐことについて考えた。
どの回も参加者は、その土地と接しながら、チームで課題を乗り越え、実体験を積んでいくような5日間を体験している。
■「ラーン ウィズ ポルシェ 2024」サマープログラム実施概要
●テーマ:君の学びを変えるサマープログラム
君の学びこのままでいいのか?
「君の視点から始める学び 〜協働して学べという時代にあえて一人で学ぶ意味を考えてみる〜」
社会システムは複雑化、自動化により、そのプロセスを追うことを困難にしている。プログラムを通して、ブラックボックス化した社会をのぞいてみよう。日常意識していない物やことに出会うプログラムは、参加当日朝まで明かされない。未来に向けて新しい学びを始めよう。
●プログラム実施期間:2024年8月20日(火)〜24日(土)
●募集対象/人数:中学生、高校生/10名程度
●実施場所:日本を移動しながら
●募集期間:2024年5月20日〜6月30日(日)17:00まで
●詳細および募集要項:下記サイト内を参照のこと。
https://learn-project.com/pj2024kiminomanabi/
■「ラーン ウィズ ポルシェ 2024」ものづくりプログラム実施概要
●テーマ:ものづくりが好きな若者向けのプログラム
工業や農業に興味のある高校生あつまれ
「ポルシェで耕せ 〜60年代の空冷ポルシェを整備して小麦畑を耕し、ものづくりの面白さを感じる5日間〜」
様々な産業や分野において、ものづくりや仕組みに興味を持つ高校生が、専門家とともに修理や整備、製作や創造など具体的に手を動かして進めていくプログラム。教科書はない。君の知識や経験を駆使して、ものづくりの面白さにワクワクしよう。
●プログラム実施期間:2024年7月29日(月)〜8月2日(金)
●募集対象/人数:高校生・高等専門学校生/10名程度
●実施場所:北海道十勝地方
●募集期間:2024年5月20日〜6月20 日(木)17:00まで
●詳細および募集要項:下記サイト内を参照のこと。
https://learn-project.com/pj2024monozukuri/