2代目となる現行型GLE(W167/C167型)は2019年にデビュー。現行型は2023年9月にデビューしたが、現世代のマイナーチェンジに過ぎず、2023年に登場したレクサス RXと比較すると最新SUVとは言えない。また最近の技術の変化は非常に速く、大幅改良のタイミングが早く、増えたという現実もあるだろう。
捉えたプロトタイプは、フロントエンドをカモフラージュ。クーペと共に新しいノーズを手に入れる。ライト、バンパー、グリルの改良が期待されており、1年前に発売され、ヘッドライトユニットに流れ込む黒枠のグリルを特徴としているEクラスセダンにスタイルが近づくだろう。
リヤセクションは現行モデルのままだが、今後テールライトは形状を維持しつつ、内部にスリーポインテッドスターをあしらったLEDを装備するほか、ディフューザーや、エキゾーストパイプも完全に新設計されるはずだ。
エクステリアは鮮明に捉えたが、駐車中のプロトタイプに近づくことが出来ず、サイドウィンドウからダッシュボードを見分けるのは難しかったようだが、GLEファミリーには最新のEクラスセダンの全幅デジタルダッシュボードは搭載されない可能性が浮上している。だが、現在の統合型ゲージ パック/インフォテインメントスクリーンが採用されたとしても、最新のMBUXソフトウェアにアップデートされることは間違いないだろう。
現行型のパワートレインは、最高出力243psを発揮する2.0L 直列4気筒ターボ、最高出力330psを発揮する3.0L 直列6気筒ターボ、最高出力435psを発揮する3.0L 直列6気筒ターボだが、これらはキャリーオーバーされる見込みだ。
また昨年10月にはAMG GLE 53 PHEVを発表、最高出力435psを発揮する現行のマイルドハイブリッドバージョンのエンジンから最高出力543psのフルハイブリッドバージョンに置き換える。またGLE 63が4L V8エンジンを維持するのか、それともフルハイブリッドバージョンのエンジンに切り替えるのかが注目だが、確かなのは、C63の高性能直列4気筒PHEVドライブトレインは採用しないということだ。
