レクサスは現在、コンパクト・クロスオーバーSUV「UX」次期型の開発に着手していると思われるが、その市販型デザインを予想プレビューした。
初代となる現行型UXは、トヨタ「C-HR」をベースに開発され、2018年にレクサス最小のSUVとして発売された。C-HRは2023年に第2世代へバトンタッチされたが、同時に日本市場での販売は1代限りで終了している。
UXは2020年に、レクサス初のBEVとなる「UX300e」が追加された。2022年にはフェイスリフトが執行され、2023年12月には2.0L直列4気筒+モーターのハイブリッドモデル「UX300h」が新設定された一方、内燃機関モデル「UX200」が廃止され、電動化が進められている。
そして、次期型ではBEV専用モデルになる可能性が高まっているという。ラインナップの最上位モデルでは、フロントとリアにモーターを一基ずつ搭載するデュアルモーターシステムを採用することで最大350ps以上を発揮し、新開発のバッテリーにより航続距離は523kmから800kmへ大幅に向上すると予想される。
また四輪駆動力システム「DIRECT4」のシームレスな駆動力コントロールや、ステア・バイ・ワイヤを採用するほか、キャビン内ではバトラー(執事)のように振る舞う、最新世代のAI技術を用いた次世代音声認識の搭載も期待されている。
現在入っている情報を元に制作された予想CGでは、リヤ周りにショルダー型ボデイラインをデザインし、立体感を演出。フロントはRX譲りのグリルデザインを配した。また、ヘッドライトは縦型デザインで3連プロジェクターを内蔵。デフューザーと一体させたデザインで迫力とワイド感が強調されている。
UX次期型のデビューは最速で2025年とされていたが、2026年が有力だという。