韓国の自動車ブランドである起亜(キア)は現在ブランド初となるピックアップトラック「Tasman」(タスマン)を開発中だが、その最新プロトタイプをカメラが捉えた。
開発車両はいまだ厳重なカモフラージュがされているが、真っ直ぐなボンネットと垂直に立ったフロントエンドを備え、ボクシーなシルエットをしていることがわかる。
フロントエンドでは、キアの電動SUVであるEV9に似た垂直LEDデイタイムランニングライトやグリル形状、エアインテークを含むバンパー形状が徐々に露出きている。
側面からは角張ったホイールアーチやサイドミラーを装備しているほか、リアクォーターウィンドウの躍動感あるデザインも見てとれる。
足周りには6ラグホイールを装着。キアのほかのモデルよりも頑丈でオフロード能力が高いことを示唆している。リヤセクションも完全にガードされているが、逆L字型のドットテールライトの一部が確認できる。
パワートレインは、2.5L 直列4気筒ターボチャージャーガソリンエンジンや、2.2L CRDiターボディーゼルをラインナップ。ディーゼルは最高出力200ps以上を発揮し、オートマチックまたはマニュアルトランスミッションの選択が提供される可能性が高い。ちなみに、ライバルとなるトヨタ・ハイラックスが150ps、三菱トライトンが204psのため、パワーの観点からタスマンは日本のピックアップトラックにとって脅威となりそうだ。
またリーフスプリング式リアサスペンションも搭載されており、重い荷物を運ぶのに適しているという。噂によると、積載量は約2200ポンド(約997kg)、最大牽引定格は8000ポンド(約3628kg)に近く、こちらも競合他社と同等だ。
タスマンのワールドプレミアは2024年内で、2025年にはハイブリッドモデルも導入される可能性あるという。