フォードは新型「カプリ」を発表したばかりだが、これが唯一の新型EVではなく、「プーマ Gen-E」(プーマ Generation-E)と呼ばれる新型モデルも注目されている。
アルプスでテスト中のところを撮影された電動クロスオーバーは、厳重に偽装されている。今年初めに発表されたプーマ改良新型の足跡をたどるが、完全に密閉されたグリル、改良されたフロントバンパーなど、いくつかの変更も予想される。
スパイカメラマンは車内を覗くことはできなかったが、12.8インチのデジタルインストルメントクラスターと、12インチのSYNC 4インフォテイメントシステムが予想されている。また、ワイヤレススマートフォン充電器や、ストップ&ゴー機能付きインテリジェントアダプティブクルーズコントロールなどの、各種ドライバーアシスタンスシステムも期待していいだろう。
Gen-EはICE仕様のプーマ(前輪駆動)「B2Eアーキテクチャ」の電動バージョンを採用。最大の謎の1つはパワートレインだが、「Eトルネオ・クーリエ」から流用されると見られる。だとするなら、最高出力136psと最大トルク290Nm発揮する電気モーターが期待できるだろう。また100kWのDC急速充電機能も搭載されると思われ、35分未満でエネルギー供給を10%から80%まで回復する。
フォードはプーマGen-Eに関して多くを語っていないが、2024年後半に発表されると伝えられており、価格は通常のプーマの2万5800ポンド(約531万円)よりは高くなるが、マスタング・マッハEの4万3330ポンド(約892万円)や、エクスプローラーEV 4万5875ポンド(約945万円)よりははるかに安くなるという。