「インテリジェントCUV」と説明されているこのフルエレクトリックモデルだが、LEDデイタイムランニングライトのデザインから、2023年以降に中国市場で販売されている「Baojun Cloud」のリバッチモデルの可能性が高いと見られる。おそらく、インド版では、フロントバンパーとテールゲートに新しいエンブレムが装備されるはずだ。
Baojun CloudはGMとSAICの合併会社により製造され、コンパクトなフットプリントにもかかわらず、ミニバンスタイルのプロポーションにより、5人乗りレイアウトと、大きなトランクを備えた広々としたキャビンを持つ。インテリアには、15.6インチのタッチスクリーンインフォテインメントシステム、パノラマサンルーフ、豪華なダイヤモンドパターンのシート、フルスイートのADASなどが搭載される。ただし、このテクノロジーがインド仕様のMGにどの程度含まれるかは不明だ。
中国モデルには、37.9kWhまたは50.6kWhのバッテリーオプションが提供され、それぞれ最大360km(224マイル)または460km(286マイル)の走行距離を実現する。どちらのバージョンも、最高出力136psを発生する単一の電気モーターで駆動され、前輪を駆動するが、こちらもインド仕様への流用が気になる。
注目はその価格で、2万3884ドル(約360万円)という低価格で、発売されれば、インド市場の王者「タタ」の脅威となるだろう。