PV5は2024年のCESでコンセプトカーとして公開されたが、パワートレインの詳細は明かされていない。
量産型では、ヒョンデが開発した「e-CCPM」(電動コンプリート シャーシ プラットフォーム モジュール)を採用する。コンセプトカーの全長は4640mm、ホイールベースは2990mmだったが、ほぼそのサイズで発売となりそうだ。また構成に応じて、配達用バン、乗用バン、キャンピングカー、またはタクシーとして使用可能で、同ブランドは、自社ロボタクシーとしても採用を計画している。
また同ブランドは、PV をシャーシキャブとして提供することを計画しており、アップフィッティングと呼ばれる手法を採用。これにより、所有者は車両を自分のニーズに完全に合うように構築できる。
白昼鮮明に捉えたプロトタイプは、カモフラージュの下に量産型パネルを隠している。フロントウィンドウを始め、フロントクォーターウィンドウ、ドアウィンドウとガラス面積が多く、安全性が高いことがわかる。またサイドミラーは従来のものにアップデートされている。
PV5量産型は2025年に発表され、2026年モデルとして欧州の販売店に並ぶ予定だ。KIAは年間15万台以上の電気バンの販売を目指しており、PV5はこの目標達成の鍵となるだろう。