アウディ史上最恐フェイス確定!「RS7」初のワゴン、700馬力超えV8プラグインハイブリッド搭載

アウディ RS7 アバント 市販型プロトタイプ スパイショット
アウディは現在、ラインナップの大刷新を計画、7月には「A4」後継モデルとなる新生「A5」を発表したが、今度は「RS 6アバント」後継となる「RS 7アバント」量産型プロトタイプをカメラが初めて捉えた。フォルクスワーゲングループのポルシェ、ランボルギーニ、ベントレーなど多くのブランド同様にV8プラグインハイブリッドが予想され、最高出力は700ps超えに。

これまでで最もパワフルなアウディRSモデルの1つに

アウディ RS7 アバント 市販型プロトタイプ スパイショット

同ブランドでは、EVには偶数番号、ICEバージョンには奇数番号を付けるという新ネーミング戦略が取られる。A4後継モデルがA5となったのもその一環だ。

RS 7アバント開発車両を捉えたのは初めてではないが、これまでボディ前後にダミーコンポーネントを装着していたプロトタイプとは異なり、最終コンポーネントで構成されているのが特徴だ。

ニュルブルクリンク北コース周辺の路上で捉えたプロトタイプは、太い輪郭で囲まれた大型シングルフレームグリルを装備、これまで「起亜」風のグリルパターンが、ダイヤモンドパターンに変化している。またスリムな垂直エアカーテンのみだったコーナー部分には、二分割された大型給気口が初めて配置されているなど、かなり攻撃的なフロントエンドデザインが採用されている。ヘッドライトは現行型よりわずかにコンパクトだが、刷新されたLEDデイタイムランニングライトを内蔵した威圧的な形状は維持している。

アウディ RS7 アバント 市販型プロトタイプ スパイショット

側面では、分厚いサイドスカートを装備、ホイールアーチは標準A7よりはるかにワイドだ。またその下には、ブラック仕上げの量産型マルチスポークホイールが初めて装着されており、分かりづらいがその奥には巨大ブレーキがある。

リアセクションの注目は排気口だ。これまで左側のみにあったが、アウディらしい楕円形デュアルエキゾーストパイプを初めてインストール、現行型RS 6よりさらに内側に配置されている(左側も残っているがおそらくダミーだろう)。そのほかフル幅のLEDライトバーを備える、ブーメラン型テールライトの一部も見てとれる。

パワートレインに関しては、ほとんどわかっていないが、近年登場する高性能モデルがハイブリッドシステムに移行するケースが増えていることを考えると、RS 7アバントも同様になると考えるのが妥当で、フォルクスワーゲングループのポルシェ、ランボルギーニ、ベントレーなど多くのブランド同様にV8プラグインハイブリッドが予想される。このセットアップが搭載されれば、最高出力は700psを超え、これまでで最もパワフルなアウディRSモデルの1つとなるだろう。

新生A7ファミリー初となる高性能ワゴン「RS 7アバント」のワールドプレミアは、2025年内と予想されている。

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1965年東京文京区生まれ・世田谷区在住。INS通信社を経て1996年に独立し、車ニュース配信会社アポロニュー…