新型M2では最高出力480ps、最大トルク600Nmへとアップグレードされた、3.0L直列6気筒ツインターボエンジンを搭載。先代より20ps、50Nmの増加となった。
このパワーアップと、8速ATにより、0-60mph(0-96km/h)までわずか3.9秒で加速できるというが、BMWが同時期に先代モデルについて言及していたように、控えめな数値の可能性がある。
一方最新情報によると、新型M2 CSは、最高出力525ps〜535psと噂されており、先代の最高出力450psから大きな飛躍となる。おそらく後輪駆動とATの組み合わせのみの設定と報じられているが、M2のMTは出力が抑えられているため、CSがATのみになる可能性は高い。
捉えたプロトタイプのフロントエンドでは、給気口を備えたヘッドライトを装備、バンパーには複雑な形状のエアインテークがいくつも配置されているほか下部にはフロントスプリッターが装着されている。
足回りでは、大径ホイールにブルーのMブレーキキャリパーを装備、後部では、元祖CSである「E9」からインスピレーションを得たダックテールスポイラーが確認できるほか、四連エキゾーストパイプも見てとれる。
またルーフはCFRP(炭素繊維強化プラスチック)が採用されるほか、内部では、アルカンターラで包まれたステアリングホイールやカーボンファイバートリムが多用される。
生産は2025年8月に開始され、2026年の7月に終了する予定で、M2 CSはわずか11ヶ月間しか生産されないことになる。そのためかなり希少なものとなりそうだ。注目の価格は、先代の8万3600ドル(約1千220万円)を超えて10万ドル(約1千450万円)以上は濃厚で、完売後はプレミア価格によりさらに高騰するはずだ。