MGが現在開発を進めているSUV「ZS」の次期型のワールドプレミアが8月28日に確定するとともに、ティザーイメージが公開された。
初代である現行型ZSは、「GS」に続く第2のSUVとして2016年の広州国際モーターショーで初公開された。2019年にはフェイスリフトが行われたが、いよいよ第2世代へバトンタッチされる。
公開されたティザーイメージでは多くの情報を得ることができる。目立つ幅広のフロントグリル両側にはノーズに流れ込むアグレッシブなLEDヘッドライトが配置され、レクサス「LBX」風の雰囲気を醸し出している。また、下部にはスキッドプレートのように見えるものも確認できる。
側面では、広々としたウィンドウ、彫刻的なリヤショルダーと、よりフラットなベルトラインが見てとれる。ボディ後部には、スポーティーなデュアルエキゾーストパイプをインストール。新設計されたテールライト、よりシャープなテールゲートなど、リヤバンパーのスキッドプレートを除いて、MG3スーパーミニに似ていることがわかる。
インテリアは紹介されていないが、より高品質の素材とより現代的なテクノロジーが採用されると予想されている。
次期型は、MG3ハッチバックやHybrid+とパワートレインを共有する可能性が高く、最高出力102psを発揮する1.5L直列4気筒エンジン、および最高出力136psを発揮するシングルモーターを搭載。3速オートマチックギアボックス、容量1.83kWhの小型バッテリーで構成されそうだ。また、MG3スーパーミニは、自己充電ハイブリッド形式のみで販売されているが、MG ZSハイブリッド+にはターボチャージャーガソリンと、完全電動パワートレインのオプションが追加され、より幅広い購入者のニーズに応えると報じられている。
8月28日のワールドプレミア後には注文が開始され、まずヨーロッパ、イギリス、オーストラリアで発売。最初の納車は2024年10月に予定されている。同社は「サイバースターは別として、今年発売予定または発売予定のすべてのクルマのなかで、総合的に見て新しいZSが最高だと思います。パッケージングが非常に優れており、内装は美しく、運転性も非常に優れています」と、自信をみなぎらせている。