360度の全方位と車内を記録する2カメラにさらにリヤカメラを追加できるセルスター『CS-363FH』に死角は無かった!

ひとつのカメラで半周の約180度をカバーする超広角カメラを本体前後にひとつずつ装着することで、ほぼ死角のない映像を記録できる360度全方位型ドライブレコーダー。大きなメリットは、リヤカメラの装着・配線を省略できて簡単に取り付けられること。また、後方カメラが車内込みで撮影しているため、車内でのトラブルも鮮明に記録できるとあって、特にタクシードライバーの人気を集めているタイプなのだ。しかしながら窓枠などにより多少の死角が生じるほか、同乗者もすべて映り込んでしまうという点は、一般ユーザーにとってはプライバシー的にデメリットでもあった。

赤外線LEDやGPSお知らせ機能など単体でも十分すぎる実力

セルスター工業の最新モデル『CS-363FH』は、前モデルの『CS-360FH』と同様、本体前後に180度超広角カメラを搭載した360度全方位型ドライブレコーダーである。車内用の後方カメラには四方に赤外線LEDを装備。暗闇の駐車場内でも鮮明な映像を記録できるほか、同社のもうひとつの主力商品であるレーダー探知機のノウハウを活用。取り締まり機情報やゾーン30など、安全運転に役立つGPSお知らせ機能も搭載しているのだ。単体でも十分すぎるほどの実力を持っているが、実はもうひとつ、ほかでは見られない機能を有しているのである。

Cellstar『CS-363FH(価格:オープン)』

カメラを追加して360度を超える範囲が記録可能に

Cellstar『GDO-51(価格:オープン)』

その機能とは、プラス1カメラに対応していること。オプションで用意されているリヤカメラ『GDO-51』は、フルHD200万画素でSTARVISも搭載。スモークガラスにも対応しており、後方映像をより鮮明に記録することができるのだ。

本体前方カメラの映像。

さらに既存のリヤカメラをそのままドラレコ用に活用できるRCA変換ケーブルも用意。これによりフロントや車内だけでなく、後方の映像も残せる、最強の3カメラ・ドライブレコーダーに変身するのである。さらに駐車時録画にも対応しており、車上狙いやクルマへのキズ付けなど、クルマに対するあらゆるトラブルを3つのカメラで記録できるのだ。

本体後方カメラの映像。

どんなタイプのドライブレコーダーにも得手不得手はあるもの。ところがこのCS-363FHプラス1カメラは、まさに死角なしの最強ドラレコといっても過言ではないのだ。

オプションのリヤカメラ『GDO-51』の映像。同社のホームページから無料でダウンロードできるビューワーソフトを使用すれば、360度パノラマ再生も可能になる。

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