トヨタ「RAV4」のライバル!? VW「ティグアン」のスペイン版となるクロスオーバーSUVがいよいよデビュー!クプラ「テラマール」とは?

クプラ テラマール 市販型プロトタイプ スパイショット
スペインのメーカー「クプラ」は現在新型クロスオーバーSUV「テラマール」を開発中だが、公式デビューを前にティザーイメージが公開された。

クプラはセアトが展開する高性能ブランドだ。コンセプトモデルとして昨年発表され、これが市販型となる。市販型ではフォルクスワーゲングループ「MQB Evo」プラットフォームを採用し、ティグアンをベースとして開発が進められている。

クプラ テラマール 市販型 ティザーイメージ

クプラは2年以上前にテラマールの計画を発表し、今回、2024年9月3日に量産モデルをデビューさせることを明らかにした。クプラはこの新型モデルを「感情とパフォーマンスを融合した”新時代のヒーロー”」となると表現している。

サーキットにちなんで名付けられテラマールは「大胆で自信に満ちた外観」と「次世代のeHybridテクノロジー」を備えることを示唆しており、ヨーロッパで最も急成長しているセグメントの1つで競争することになるだろう。

クプラ テラマール 市販型プロトタイプ スパイショット

量産型ではフォルクスワーゲングループ「MQB」プラットフォームを採用した、ティグアンのスポーティバージョンとなる。撮影に成功したプロトタイプには、大きく開いた黒いグリルを装備、その両側には3つの三角LEDデイタイムランニングライトを備え、サイドに回り込む威嚇的なヘッドライトが確認できる。

クプラ テラマール 市販型プロトタイプ スパイショット

さらに後方に目を移すと、スポーティーなDピラー、流線型のボディワークと上向きに広がるベルトラインがある。リアエンドでは、スリムなLEDライトバー、一体型ディフューザーを備えたバンパーが確認できる。

クプラ テラマール 市販型プロトタイプ スパイショット

2022年にコンセプトモデルが発表された際、クプラはテラマールがハンガリーで製造され、内燃機関と電気のみで約62マイル (100 km) の走行距離を実現する新世代のプラグインハイブリッドパワートレインが搭載されると述べていた。

クプラ テラマール 市販型プロトタイプ スパイショット

おそらく量産型では、1.5L直列4気筒エンジンや、2.0Lガソリン/ディーゼルターボエンジン、最高出力204ps、及び272psを発揮する1.5L直列4気筒ターボエンジン+電気モーターを搭載したプラグインハイブリッドといったパワーユニットがティグアンから流用されることになるだろう。またフォルクスワーゲンと差別化を図るためにさらに強力なモデルも期待されている。

クプラ テラマール 市販型プロトタイプ スパイショット

ワールドプレミアは 前述のとおり2024年9月3日。市場ではトヨタ「RAV4」をターゲットとするはずだ。

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1965年東京文京区生まれ・世田谷区在住。INS通信社を経て1996年に独立し、車ニュース配信会社アポロニュー…