新型アウディ『Q5』が登場!効率的な部分電動化内燃エンジンを搭載し、ヨーロッパで2025年に発売

アウディは、第3世代モデルでさらにモダンでダイナミックになったQ5の最新世代を発表した。新型Q5は、プレミアムプラットフォームコンバッション(PPC)をベースとする初めてのSUVであり、MHEV plusテクノロジーにより、さらに経済的なガソリン/ディーゼルエンジンを搭載している。Q5は最新のインフォテインメントシステムおよび操作コンセプト、カスタマイズ可能なデジタルライトシグネチャー、そして最新の運転支援システムを特徴としており、車内居住性が大幅に向上されている。新型Q5 SUV/SQ5 SUVは、2025年第1四半期にドイツおよび多数のヨーロッパ諸国で発売される。

極限まで現代的になったMHEV plus

アウディ Q5 SUVはA5モデルと同様、プレミアムプラットフォームコンバッション(PPC)をベースとする2番目のモデルだ。アウディはPPCの柔軟性により、異なるセグメントで、高い技術基準を持つ量販モデルを展開することが可能になった。新型アウディ Q5は、MHEV plusテクノロジーを備えた効率的かつ強力なエンジン、そして後にプラグインハイブリッドも加わり、将来を見据えたプレミアム・ミッドサイズSUVとして発売される。

48Vの電気システムを採用した新しいMHEV plusシステムは、内燃機関をサポートし、CO₂排出量を削減しながらパフォーマンスとドライブの快適性を向上させる。パワートレインジェネレーター(PTG)は、最大230Nmの追加駆動トルクと最大18kW(24hp)のパワーを生成。電動エアコンコンプレッサーの使用も可能で、エンジンが停止している時(コースティング中や信号待ち等)でも、エアコンがフルパワーで稼働を続け、車内を快適な温度に保つことができる。

MHEV plus搭載車両のリチウムイオンバッテリーは、リン酸鉄リチウムイオン(LFP)電池で、1.7kWhのストレージ容量を持つ。新しいパワートレインジェネレーター(PTG)は、減速時に最大25kWのエネルギーをバッテリーに回生することで、マイルドハイブリッドとして段階的な電動化を可能にする。

洗練されたラインと居心地の良いインテリアデザイン

インテリアの特長となる「デジタルステージ」はインテリアの中心的な要素で、運転席と助手席の前にアウディ MMIディスプレイが設置されている。スリムで独立したアウディ MMIパノラマディスプレイは、カーブしたデザインとOLED技術を備えており、11.9インチのAudiバーチャルコックピットと14.5インチのMMIタッチディスプレイを搭載している。

新型Q5の実用的な特長はフルに調整可能なリヤシートだ。このシートは前後移動、チルト(傾斜)するため、トランク容量を増やし、後部座席乗員の快適さを向上させ、かつ3人が快適にリヤベンチシートに座ることができる。シートを折りたたむと仕様に応じて最大1473Lまで収容スペースが拡張する。

他の実用的な特徴としては、先代モデルと比較してさらに大きくなったセンターアームレスト下の収納スペース、USB-Cポートは前部に2つ、後部に2つ設置されている。オプションで、フロントのUSBポートは最大60W、リヤのポートは最大100Wの充電出力に対応し、ノートパソコンのような大型デバイスも走行中に安全に充電することが可能だ。

豊富にラインナップされた運転支援システム

アウディは、新型Q5モデルに幅広いドライバーアシスタンスシステムを搭載している。市場投入時点で標準装備される機能には、リヤパーキングアシスト(距離表示付き)、クルーズコントロールとスピードリミッター、レーンデパーチャーアラート、エフィシェンシーアシスタント、注意力欠如・眠気検知アシスタントが含まれている。

その他、助手席乗員がドライバーの気を散らすことなくディスプレイを見ることができる、MMIモニターのプライバシーモード、オプション装備でアシスタンスシステム、ナビゲーション指示などを表示するヘッドアップディスプレイ(HUD)、学習機能を備えた音声アシスタントのアウディ アシスタントなど様々な快適装備がラインナップされる。

キーワードで検索する

著者プロフィール

MotorFan編集部 近影

MotorFan編集部