水を弾き続けて70年!『ガラコ』や『フクピカ』で業界をリードしてきたソフト99コーポレーションが創業70周年!! その歴史を振り返る

ケミカルを中心としたカーケア用品の大御所メーカーであるソフト99だが、もともとソフト99というのはワックスのブランド名だった。その後もガラコやフクピカなど画期的な製品でカーケア業界を牽引してきた。この記事では、その来歴を簡単にお伝えし、現在の注目製品を紹介したい。

家具と自動車両用のワックスが最初の製品だった

1954年、日東化学という名称で設立されたこの会社の第1号製品は『ゴールデンネオポリッシュ』。当時高価な外国製のワックスが主流だった自動車業界で救世主のような存在になったという。

『ゴールデンネオポリッシュ』は、木製家具のリキッドタイプのツヤ出し剤だが、自動車にも使えるワックスだった。

汚れを落としつつワックスがけもできるシートを開発

1962年には『ネオソフトワックス』というカーワックスを発売するが、『soft99』というのは、このネオソフトワックスのブランド名だった。その後1993年には会社名もソフト99コーポレーションに変更になる。この『ソフト99』の由来は、『ソフト』=柔軟な発想や姿勢、『99』常に100を目指していいものを作り続ける決意を表していたと伝えられているそうだ。

ソフト99の歴史のなかで画期的な製品を挙げると、ひとつは1991年発売のガラコだ。当初はやや作業性に難があり、認知度も低かったが、塗り具とボトルを一体化した1993年の『ぬりぬりガラコ』から、誰でも簡単に施工することができるようになり、一般に広く受け入れられる製品となった。

最初のガラコはボトルからティッシュに液剤を出して塗布するという施工方法だった。

もうひとつは1998年の水なし洗車ワックス『フクピカ』だ。当初は洗車後に水滴の拭き取りと同時にワックスがかけられるというワックスシートだったが、その後、不織布自体を濡らしておくことで、水洗いの必要がなく、汚れ落としとワックスがけが同時に実現できる『フクピカウェット』(1999年)を発売。クルマを拭いてもキズにならないセミウェットシートのスタイルを確立した。

洗車体験を楽しくしてくれるケミカルや洗車グッズが人気

SOFT99は、コア技術である『機能性薄膜造膜技術』によってケミカル製品を中心にカーケア用品メーカーとして絶大な信頼を得てきたが、いっぽうで、ガラコシリーズやフクピカシリーズように、ユニークで優れたアイディアを具現化してきた歴史がある。

現在では、トリガーを引くとトルネードのように液剤を吹付ける『レインドロップ トルネードヴォルテックス』や、ワクワクするような洗車体験を提供してくれる『ALAUNEN(アラウネン)』シリーズのシャンプーやクロス類が人気だ。

ガラスとボディの同時撥水コーティング剤『レインドロップ トルネードヴォルテックス(実勢価格:1958円前後/税込)』。

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