ジープのコンパクトSUV「コンパス」が2026年にフルチェンへ! わずかに大型化される可能性をティザーが示唆

ジープ コンパス 次世代型 ティザーイメージ
ジープのコンパクトSUVであるコンパスは、現行型が発売から7年ほどが経っているにもかかわらず、アメリカでは今年さらに需要を伸ばす人気車種だ。2026年に次世代型が導入される予定だが、このたび初めてティザーイメージが公開された。

クライスラーがジープブランドで販売する、コンパクト・クロスオーバーSUV「コンパス」の次世代型のティザーイメージが初公開された。

初代コンパスは2006年に誕生。2017年にデビューした現行型となる2代目はすでに発売から7年が経過しているにもかかわらず、2024年1月から9月までに米国で8万4474台が納車され、昨年の同期間と比較して需要が18%増加するという人気ぶりなのだ。

ジープ コンパス 現行型

次世代型では「STLA」ミディアムプラットフォームに切り替えて完全電動化されるが、従来のICEとハイブリッド設定を含む内燃エンジン付きバージョンも引き続き併売されるという。

次世代型コンパスは、2025年にイタリア・メルフィに位置するステランティスの工場で最初に組み立てラインに投入され、2026年に北米およびその他の地域に生産が拡大される予定だ。米国では、新型レネゲードの上、リーコンや謎の「新型のユーティリティビークル」の下に位置付けられるという。6月に発表された製品ロードマップによると、これら3つはすべて2027年までに登場するようだ。

ジープ ロードマップ

ティザーイメージでは、これまでとは異なるリヤクォーターウィンドウの処理が示唆されており、CピラーとDピラーの間の長さから判断して、わずかに大型化されている可能性がありそうだ。

同じプラットフォームを採用するモデルでは、ステランティスのプジョー「E-3008」がある。こちらは、160kWのDC充電が可能な73kWhと98kWhのバッテリーパックを積んでおり、それぞれシングルモーターとデュアルモーターの設定による前輪駆動と全輪駆動をラインナップ。また、一回の充電で最大435マイル(約700km)の走行距離を提供している。おそらく、コンパスも同様の仕様が採用されると見ていいだろう。

キーワードで検索する

著者プロフィール

APOLLO 近影

APOLLO

1965年東京文京区生まれ・世田谷区在住。INS通信社を経て1996年に独立し、車ニュース配信会社アポロニュー…