ESは、1989年に北米市場でレクサスが誕生して以来、「LS」とともに同ブランドを牽引しているミドルサイズセダンだ。2018年4月に北京モーターショーでデビューした現行型は、日本市場にも初導入された。その後2021年にはマイナーチェンジが行われたが、世代交代を前に最後の大幅改良が行われる。
お馴染みKOLESA RUから提供された予想CGは、中国のソーシャルメディアに流出した特許画像を元に制作されており、ほぼこのデザインで間違いない。
ヘッドライトの形状は維持されるが、内部LEDデイタイムランニングライトは完全に新設計され、それぞれのヘッドライトに1対のブーメラン型LED組み込まれ、それが「Z」型に形成されている。スピンドルグリルの輪郭も変わっていないように見えるが、内部パターンは、最新世代の「RX」SUVを反映するようだ。
リヤセクションでは、テールライトのグラフィックを刷新し、ヘッドライトのように一対のL字型LEDは配置される。また、楕円形レクサスエンブレムがブランドの文字に置き換えられる。
キャビン内も刷新される。現在の12.3インチディスプレイに替わり、14インチマルチメディアシステムディスプレイが搭載、その下部にはいくつかの「ノブ」があり、主に温度を制御するフロントパネルのボタンのほとんどが消える。
注目のパワートレインだが、2024年4月・5月に日本特許庁にて「ES350h」「ES350e」「ES500e」の名称が商標出願されていることが発覚しており、現在の「ES300h」が「ES350h」に変更される可能性が高いが、これは次期型でのタイミングで採用される可能性がある。
次期型では、ES350hは2.5L直列4気筒+電気モーターを搭載。ES350では、シングル電気モーターを積むエレクトリックに、ES500eはデュアルモーターを積む強力モデルが予想される。
ES改良新型のワールドプレミアは、早くても2025年内と予想される。