トリプルモーターを積み、最高出力1251ps、0-96km/h加速を1.89秒で駆け抜ける
米カリフォルニア警察は、ハイウェイ・パトロール車両として、ルシード「エア」の最上級モデル「エア サファイア」を導入した。
ルシードは、2007年に設立されたカリフォルニア州のスタートアップEV企業だ。「エア」は、ルシードが2021年から販売する、5人乗りの最高級EVセダンで、その最上級モデルが「サファイア」となっている。同モデルは、地球上で最も加速の速い市販車として名を馳せた、テスラ「モデルS プラッド」の0-400m加速、9.3秒を抜き去り、9.1秒を叩き出した新加速キングなのだ。
カリフォルニア ハイウェイ パトロールのモットーは「安全、サービス、セキュリティ」だが、今後は充電も必要となってくる。
ルシード「Pursuit」と呼ばれるこの警察車両は、クラシックなツートンカラーでラップされ、ドアには、カリフォルニアを表すクマと、電気自動車であることを示す稲妻グラフィック描かれている。また、緊急ライト、プッシュ バンパー、スチール ホイールなど、警察仕様のアップグレードが多数搭載されている。
スペックは、トリプルモーターを積み、最高出力1,251psを発揮、0-96km/h加速を1.89秒で駆け抜ける。ルシードの価格だが、民間向けのエアは、最高出力430psのベースモデルで7万ドル(約1千万円)だが、サフィアでは24万9000ドル(約3千800万円)に跳ね上がり、このポリスカーは、5千万円以上と思われる。
この「地球上で最も速いポリスカー」から逃れる術はもはやないだろう。