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富士の裾野に集ったフィアット&アバルト……その数なんと600台!?
2024年11月4日(月)、山梨県富士吉田市にある富士北麓駐車場(富士山パーキング)にて『2024 All Japan FIAT&ABARTH 500 Meeting』が開催された。
その名の通り、このイベントはフィアット500やアバルト500/595/695を中心に全国からフィアット&アバルトが集うミーティングで、第1回目は2009年に浜名湖ガーデンパーク西側駐車場で開催された。当初は200台ほどのエントリーだったイベントは、回を重ねるごとに参加者が増えたこともあって2016年は原点回帰でミーティングを主体とし、あえてケータリングを呼ばず、ビンゴ大会などの催し物も開催しなかった。これを最後にしばらくイベントは休眠期間に入ってのだが、昨年装いも新たに復活したのである。
今回で記念すべき10回目となった『All Japan FIAT&ABARTH 500 Meeting』は、昨年と同じく富士北麓駐車場での開催となった。前売り販売していたデジタルチケットはほぼ完売となったようで、集まったフィアット&アバルトは過去最高の600台。
その中心は現行型のフィアット500やアバルト500/595/695だったが、フィアットやアバルトで生産された車両ならエントリー可能ということで、ヌォーバ・チンクェチェント(2代目500)や現行型アバルト124スパイダー、パンダやプント、バルケッタなどの姿も見かけた。
手作り感あふれるアットホームなイベント
また、今回も昨年と同様にスペシャルショップやアフターパーツメーカーの出店もあり、HKSやASSO、ラヴィーノ、スティーレ、ラフィータ、チンクェチェント博物館などが参加していた。各社とも新製品や人気商品を展示しており、会場限定特価で製品販売を行うショップやメーカーもあった。また、ケータリングも充実しており、事前申込のランチボックスのほか、窯焼きの本格ピッツァや、映画『ゴットファーザー』で毒殺シーンに用いられたシチリア菓子のカンノーリ、コーヒーなどの飲み物が販売されていた。
『All Japan FIAT&ABARTH 500 Meeting』のユニークなところは、これほど大規模なイベントであるにも関わらず、企業主催のイベントではなく、オーナー有志が集って運営されているところだろう。そのためなのか、どことなく手作り感に溢れたイベントで、会場の雰囲気はアットホームそのもの。
フィアットやアバルトが会場を埋め尽くした壮観な眺めの中で、集まった参加者たちは互いに愛車を見せ合いながら語り合ったり、カスタムやチューニング、メンテナンスについて情報交換を行ったり、SNSやネット上でしか面識のなかった人同士で交流を深めたりと、思い思いにイベントを楽しんでいた。
現行モデルを中心にエントリー車をチェック!
なお、今回は現行型フィアット&アバルトを中心に紹介したが、それ以外ののエントリー車両については、次回以降あらためて紹介して行く。