目次
送り角4度を実現した90枚ギア仕様
KTCから新たに誕生した「9.5sq.ラチェットハンドル」は、従来からあるラチェットハンドルに90枚ギアを組み込むことで、さらに使いやすく進化させたモデル。というのも、そもそもラチェットハンドルにはギアが組み込まれており、このギアの歯数によってハンドル部分の送り角が変化する仕組み。そのため歯数が少ないラチェットハンドルを使用すると、より大きな送り角が必要になるというわけだ。その点、進化した本モデルでは従来のギアを36枚から90枚とすることで、大幅な送り角縮小を実現しているのだ。
狭い作業空間で威力を発揮する!
ちなみに送り角が少ないということは、それだけ狭い空間での作業効率がアップすることにつながる。特にエンジンルーム内や足回りなど、作業スペースに限りがある場面では数度の送り角の差でボルトやナットを緩められないこともある。こういった場面は作業を重ねていけば必ず出くわすことがあり、この差を実感するはずだ。そのため早い段階で手に入れるのはもちろん、こういった製品が存在することを記憶しておくことで、できる作業の幅はグンっと広がるというわけだ。
工具の使い勝手によって作業効率は大きく変わる
プロの整備士なら手順やコツを熟知しているだけでなく、作業に合わせた工具を数多く保有している。そのため効率的に作業をこなせるのは当たり前。そう考えるとDIY作業でプロ級のクオリティを求めるのはナンセンスと言えるかもしれない。しかし作業の幅を広げてくれる効率的な工具を手に入れれば、より多くの作業を体験できるようになる。このスキルアップもクルマいじりを楽しむ醍醐味と言えるだけに、この最新ラチェットハンドルは注目しておくべきアイテムなのだ。