メルセデス・ベンツが、来年発売予定の2026年型CLAセダンと、その後リリースするSUV派生モデルに搭載されるパワートレインの詳細を明らかにした。
同ブランドは、来年発売されるコンパクトセダン「CLA」の次期型について、購入者が選択できる5つの異なる電動、およびハイブリッドパワートレインオプションなどの秘密を明らかにした。 次期型CLAは、最終的にはセダン、ワゴン、2種のSUVで構成されるメルセデスの新しい小型車シリーズの最初のモデルで、EVと燃焼技術の両方に対応できる「MMA」プラットフォームをベースに構築されている。
フルエレクトリックバージョンは、2023年のCLAコンセプト同様に、800ボルト充電を備え、最も効率的な仕様で466マイル(750 km)の電気走行距離が期待されている。320kWのDC充電に対応するCLAは10分で36kWhのエネルギーを補充でき、58kWhのリン酸鉄リチウムイオン電池バッテリー、またはより大きくエネルギー密度の高い85kWhのシリコン酸化物アノードバッテリーを積む。
エントリーレベルの後輪駆動モデルは、最高出力272psのモーターと2速トランスミッションが搭載される。全輪駆動モデルでは、エネルギー効率を最大化する109psのモーターがフロントに追加されることになる。
エンジンモデルでは、最高出力136ps、163ps、190psを発揮する1.5Lミラーサイクル燃焼エンジンと、中国Geely製の2.0L直列4気筒ターボチャージャーエンジンが搭載される予定。そしてそれらは、ワイドレシオの8速デュアルクラットランスミッションに収められた27psの電動モーターによってブーストされる。EVと同様に2輪駆動と4Maticの全輪駆動が用意されているが、ハイブリッドの場合ベース車は後輪駆動ではなく前輪駆動となる。