SUV版タスマン導入は、タスマンの動向次第で決まる?
タスマンの大胆で個性的デザインは賛否両論あるとは思うが、「成功」が新製品の話題性で測られるなら、タスマンはすでに好調なスタートを切っているといっていいだろう。
タスマンの主なライバルは、フォード「レンジャー」、三菱「L200/トライトン」、トヨタ「ハイラックス」などの人気モデルだが、最初の2台はSUVの形で兄弟を持っており、フォードの場合はエベレスト、L200の場合はパジェロスポーツSUVだ。
KOLESA RUから協力を得た予想CGは、トラックの直立したノーズ、十分な地上高、頑丈なタイヤを巻いた大きなホイールが維持されているが、ホイールベースを切り詰め、リアオーバーハングを短く設計、5ドアにすることでよりSUV に適したボディスタイルが完成した。
また、頑丈なプラスチックのクラッディングをボディカラーのフェンダーに置き換え、より統一感のある外観にしている。ルーフレールが長く、リアデザインはピックアップに忠実になり、タスマンのDNAはそのままに、より洗練された形で維持されていると言っていいだろう。
パワートレインは、最高出力281ps、最大トルク421Nmを発揮する2.5リットルガソリンターボエンジンと、最高出力210ps、最大トルク441Nmを発揮する2.2リットルターボディーゼルを提供、ガソリンバージョンには8速オートマチックトランスミッションのみが装備されているが、ディーゼルバージョンには6速マニュアルギアボックスも用意されている。
同ブランドのデザインエクステリア責任者であるジョン・バッキンガム氏は、SUVバージョンに関して、「現時点では検討していません。したがって、計画には何もありません。私はタスマンの装備が本当に気に入っていますし、私の観点から言えば、視覚的なステートメントとして大きな可能性を秘めています。」と語っている。しかし、彼は将来の可能性を完全に否定しているわけではなく、「実際にどうなるか見守る必要がある」と付け加えている。
タスマンSUVが登場すれば、中型ピックアップトラック由来の、ラダーフレームプラットフォーム上に構築されている、トヨタ「4ランナー」、トヨタ「フォーチュナー」、フォード「エベレスト」、三菱「パジェロスポーツ」、いすゞ「MU-X」などのモデルに対抗できる可能性があるだろう。