トヨタ カスタマイジング&ディベロップメントが新会社を設立、12月にTGR-Dへモータースポーツ事業を継承へ

トヨタ車のアフターパーツ販売や特装をしているトヨタ カスタマイジング&ディベロップメント(TCD)。同時に競技車両やエンジンの開発も手掛けており、日本のモータースポーツを支える存在だが、2024年12月25日に新たな会社を立ち上げ、モータースポーツ事業を継承することになった。

株式会社トヨタ カスタマイジング&ディベロップメント(TCD)が、2024年12月25日に株式会社トヨタ ガズーレーシング ディベロップメント(TGR-D)を設立し、モータースポーツ事業を継承することを発表した。

2018年4月に設立されたTCDは、これまで「モデリスタ」をはじめとしたアフターパーツの販売のほか、車両の特装事業などを展開。また、長年にわたりスーパーGTシリーズのGT500クラス車両の開発や全日本スーパーフォーミュラ選手権におけるエンジン供給、現場での技術サポートなどのモータースポーツ事業も行ってきた。

今後は「用品・特装事業」を分割会社であるTCDに、そして「モータースポーツ事業」をTGR-Dに集約。トヨタのバリューチェーンビジネスとモータースポーツをそれぞれ緊密な連携で支えることで、人材育成と商品開発を進め、「オールトヨタの価値創造力と競争力強化を図っていく」という。

TCDはこのたびの発表に際し、新設されるTGR-Dについて、これまでの競技車両開発やレースイベントの企画・運営で培ったノウハウを活かし、「トヨタとともにモータースポーツを起点とした『もっといいクルマづくり』の強化・発展に寄与できるものと考えております。『モータースポーツ事業』を事業軸として注力することで、トヨタのモータースポーツ車両や市販車の開発にも貢献していきます」と述べている。

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