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D-MAX、MU-Xの改良点
D-MAXおよびMU-Xは、その力強いデザイン、悪路走破性、ディーゼルエンジンの優れた燃費性能など世界の多くの市場で高く評価されている。今回の開発では、市場からの根強いディーゼル需要の要望に応え、高出力を実現したRZ4Fエンジンと多段化を実現した8速ATの採用により、従来モデルから発進性、加速性が大幅に向上され、さらに燃費性能が改善された。
いすゞは、中期経営計画『ISUZU Transformation – Growth to 2030(IX)』で掲げられた通り、動力源の技術開発については、今回のRZ4Fエンジンのように既存技術を応用した内燃機関車だけでなく、バッテリーEV(BEV)、燃料電池自動車(FCV)とマルチパスウェイ(全方位戦略)の方針で、各国での使われ方・地域状況に適した動力源をユーザーが選択できるよう、商品開発が推進されている。
エンジン・トランスミッション
新たに開発されたRZ4F(排気量2.2L)は、優れた静粛性と耐久性はそのままに、120kW/400Nmの高出力・高トルクを実現。燃焼の改善と最適なターボ設定、さらに新たな8速ATとの組み合わせにより、動力性能と燃費性能が従来モデルから向上されている。
多段化された新8速ATは、ワイドレンジ化とトルクコンバーター性能の最適化、高減衰ロックアップダンパーの採用、RZ4Fに最適化したシフトマップ設定により、優れた発進加速性と動力性能、燃費性能が実現されている。