第2世代となる現行型GLEは2019年に登場。その後2023年に初のフェイスリフトが行われたが、現在2度目の大幅改良に向けて開発が進められている。モデルライフを延ばすという決定は、ヨーロッパやその他の地域で内燃機関の終焉、または継続的な議論の結果であると考えられる。
また、最大のライバルBMW「X5」次期型は2027年モデルとして2026年に生産が開始されるため、メルセデスは顧客離れを防ぐために現行車を最新化する必要があるためだ。
捉えたプロトタイプは偽装が取れ始め、ディテールが徐々に露出してきた。特に注目は、Eクラスなどの新型モデルに装備されている星型のリヤLEDテールライトを装備している点だろう。この特徴的なデザインにより、暗闇でも遠くからでもGLEを見つけられるようになるはずだ。
このテストカーは、ボンネットとフロントバンパーにまだカモフラージュが施されているため、デザインディテールは不明だが、今回はヘッドライトがより後方に傾斜した形状になり、グリルが拡大され、フレームが付属すると見られている。
現行型のパワートレインは最高出力258psを発揮する2.0L直列4気筒ターボエンジン。最高出力380psを発揮する2.0L直列6気筒ターボエンジン。最高出力386psを発揮し、EV走行距離77km(48マイル)を備えたプラグインハイブリッド「GLE 450e」のキャリーオーバーが予想されるが、「GLE 580」に搭載されている最高出力517psの4.0L V8エンジンは、より強力な直列6気筒に置き換えられる可能性があるだろう。
また、このフェイスリフトの前に発売される2026年モデルのAMG「GLE 53 PHEV」が、最高出力435psのマイルドハイブリッド直列6気筒から、最高出力543psを発揮する3.0L直列6気筒フルハイブリッドに切り替わることが確定している。同社がEVへのシフトチェンジを縮小していくなかで、このPHEVがGLEの将来において大きな役割を果たすことが期待されている。