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すべてのラインアップに48Vマイルドハイブリッドを搭載
BMWの新型「X3」は、全面改良され第4世代モデルへと進化した。Xモデルとして初めてキドニーグリルに斜めのデザインを取り入れるとともに、立体的なプレスラインを採用する事で、一層スポーティな印象に生まれ変わった。また、すべてのモデルに48Vマイルド・ハイブリッドを搭載する。
新型「X3」のボディサイズは全長4,755mm、全幅1,920mm、全高1,660mm、ホイールベース2,865mm。
先代モデルと比べ、全長+30mm、全幅-15mm、全高+25mm、ホイールベース±0mmとなっている。
モデルランナップは以下の3種類となる。
・2.0L直列4気筒ターボを搭載する「20 xDrive xLine」798万円
・2.0L直列4気筒ディーゼルターボを搭載する「20d xDrive M Sport 」858万円
・3.0L直列6気筒ターボを搭載する「M50 xDrive」998万円
キドニーグリルに斜めのラインが入る
フロントのデザインは、BMW特有のキドニーグリルに斜めのラインを取り入れ、さらに、BMWデザインの意匠の1つである環状のシグネチャーを2回繰り返すツインサーキュラーを進化させ、よりシャープかつスポーティなデザインのアダプティブ LEDヘッドライトが印象的だ。
フロントデザイン全面をクリーンな表面にシャープなラインで表現して存在感を向上させ、金属の塊から削り出したようなスポーティかつ力強いプロポーションをアピールする狙いだ。さらに、7シリーズや5シリーズで採用している、キドニーグリルの縁をライトアップするアイコニックグローを、X3にも採用している。
サイドのデザインは、フラットなルーフラインと、後方に向かってキックアップする力強いショルダーライン、伸びやかなボンネット、先代モデルより伸びた全長や低くなった車高により、疾走感が与えられ、フラットかつスポーティなサイドビューを実現している。
リヤのデザインにおいては、プレスラインを最小限にし、ナンバープレートの取り付け位置がテールゲートからバンパーに変更されている。リヤのトレッドは先代モデルに比べ+45mmとなり、スポーティなリヤビュー、コーナリング時のハンドリングを向上させている。さらに、Mパフォーマンスモデルとなる「M50 xDrive」は、4本出しのエグゾーストパイプが採用されアグレッシブな印象を与える。
アンビエントライトは立体感のあるデザインを採用
インテリアは、メーターパネルとコントロール・ディスプレイを一体化させ大型化し存在感を増しつつ、運転席側に傾けることで視認性を高め、タッチ操作による操作性を高めた「BMWカーブドディスプレイ」を採用。シフトレバーが廃止され、センターアームレストに操作系を集約している。
アンビエントライトの演出が施されたセンターコンソールは、スマートフォンを置く事で充電ができる。特に夜間の車内を演出するアンビエントライトは、コックピット周りだけではなく、ドアパネル内にも配置することで、立体感のあるデザインに仕上げられている。
リアシートは、大人3 名が座れる空間を確保するとともに、40:20:40分割可倒シートの採用。ラゲッジスペースは、5名乗車時には570L(先代比+20L)、リヤシートを全て倒した状態では、最大1700L(先代比+100L)にまで拡大させることが可能となっている。
最上級モデルは3.0L直列6気筒ターボで398psを発揮
パワートレインは、2.0L直列4気筒ターボを搭載する「20 xDrive xLine」が 最高出力190ps(140kW)/最大トルク310Nmを発揮し8速ATを組み合わせる。さらに全車に48Vマイルドハイブリッドを搭載する。2.0L直列4気筒ディーゼルターボを搭載する「20d xDrive M Sport 」は、最高出力197ps(145kW)/最大トルク400Nmで8速AT。Mスポーツサスペンションの搭載により、快適性と操舵性を大幅に向上している。
3.0L直列6気筒ターボを搭載する「M50 xDrive」は、BMW M社が開発する、本格的なサーキット走行で培われた技術を余すことなく取り入れ走行性能を高めたMパフォーマンスモデルである。最高出力398ps(280kW)/最大トルク580Nmに8速ATを組み合わせ、電子制御式のMスポーツデファレンシャル、アダプティブMサスペンション、バリアブルスポーツステアリング、Mスポーツブレーキ等々を組み合わせることで、ダイナミックな走りと共に、駆けぬける歓びをを提供する。
ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能、運転支援システム「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」や、自動駐車が可能となる「パーキング・アシスト・プラス」を標準装備するなど先進安全性も高まっている。