「マツダ6」後継グローバルモデルとして、北米、ヨーロッパでの発売が濃厚に
マツダは10月26日、新型電動セダン「EZ-6」を中国市場で発売したばかりだが、なぜかフルカモフラージュされたプロトタイプが出現、スクープ班のカメラが初めて大接近した。
ドイツでまだ偽装してテストをしているということは、マツダがまだ隠したいものがあることを示唆している。捉えたプロトタイプは、ドイツで撮影されたにもかかわらず、スウェーデンの一時的なナンバープレートを付けている。おそらく、ウィンターテストのために、そこへ向かうための可能性がある。これまで中国専売と伝えられていた「EZ-6」だが、「マツダ6」後継グローバルモデルとして、北米、ヨーロッパでの発売が濃厚のようだ。
中国市場モデルでは、BEVと、ガソリンと電気モーターを組み合わせたPHEVをラインアップ。航続についてはEVバージョンで600km、PHEVバージョンで1300kmの航続距離が可能だ。パワーユニットは、Doopal/Shenlan SL03で、最高出力258psを発揮するリアマウントの電気モーターを備えている。PHEVバージョンは、フロントに長安汽車製の1.5L直列4気筒エンジン、リアに電気モーターを搭載する。
カモフラージュの具合からも、グローバルバージョンでは若干のデザイン変更もなされる可能性が高いとみられ、特にグリルやコーナーエアインテークの形状が専用デザインになると予想される。しかし、キャビン内は、スポーティーなフラットボトムステアリングホイール、中央の大型インフォテイメントディスプレイなど、中国バージョンとほぼ同じレイアウトが見られる。
中国では、2万ドル(約300万円)からという低価格も話題となっているが、グローバルモデルでの価格にも注目が集まるだろう。
北米、ヨーロッパは発売が濃厚だが、果たして日本導入はあるのか、情報が入り次第、お伝えしていこう。