「Xグラン・ベルリネッタ・ビジョンGT」以上のスペックを持つ可能性も
韓国ヒョンデが展開する高級ブランド「ジェネシス」は、間もなくLMDhレーシングハイパーカーを公開することを発表、そのティザーイメージをリリースした。
この新型モデルは、12月6日の特別イベントでさらに詳しい情報が発表される予定となっており、耐久レースの世界に足を踏み入れる準備が整っていることを示唆している。
ジェネシスのアンバサダーであり、ル・マン24時間レースで6回優勝した、ベルギーのレーシング界のレジェンド、ジャッキー・イクスは、ティザービデオにも登場。「できるだけ早く勝つために、私たちはすぐに長距離レースに参加するつもりです」と語った。また、「ジェネシスのモータースポーツへの新時代」は容易な仕事ではないと認め、「たくさんの山を登る」ようなものではあるが、ジェネシスには失うものはなく、ためらいもないと語った。
イクス氏のメッセージは、ジェネシス「Xグラン・ベルリネッタ・ビジョンGT」スケールモデルの前で撮影された。このモデルは、特徴的なマグマオレンジ色に塗装されている。Xグラン・ベルリネッタは、「グランツーリスモ」ゲームでデジタルレースカーとして利用可能で、最高出力1,086 psを生み出す電動V6パワートレインを搭載しているが、それ以上のスペックも期待される。
ティザースケッチでは、目立つフェンダー、円形のキャノピー、巨大なリアウィングにつながる中央フィンが確認できる。そのシルエットは、ジェネシ「グランレーサービジョンGT」コンセプトと比較して、LDMhレースカーに近いことが確認できる。
キャプションによると、「ジェネシスの高性能ラグジュアリーの新しいビジョンがやってくる」とのことだ。これは、ハイブリッドトラックモンスターの公道バージョンも計画している可能性があることを示していると言っていいだろう。