250台限定!? メルセデスAMGピュアスピードは585ps&800Nmのオープン2シータースポーツ!メルセデスAMG ONEハイパーカーのDNAを受け継ぐ

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メルセデスAMGは、ミトスシリーズの幕開けとなる先鋭的なデザインコンセプト「メルセデスAMG ピュアスピード」を発表した。メルセデスAMG ピュアスピードのパフォーマンス性能はメルセデスAMGのF1チームやメルセデスAMG ONE ハイパーカーからインスピレーションを得ており、パフォーマンスと運転の楽しさを最もダイレクトに体験できる。それでいて、ボディは妥協のないオープン2シーター、AMG 4.0L V型8気筒ツインターボエンジンと湿式始動クラッチ付きトランスミッション、AMGパフォーマンス4MATIC+全輪駆動とアクティブ・リアアクスル・ステアリングにより、AMGの伝統的な強みが心を揺さぶる非常にエモーショナルなパッケージとして集約されている。 メルセデスAMG ピュアスピードは、250台のみ限定生産される。

メルセデスAMG ONE ハイパーカーからインスピレーションを得た
ピュアスポーツカーのデザイン

メルセデスAMGピュアスピードのデザインは、低いシルエット、長いボンネット、そして非常に低いフロントエンドと特徴的なシャークノーズの組み合わせが特長となっている。車のフロントとサイドには乱気流の発生防止のための小型デフレクター、さらに、トランクリッドリヤディフューザーにより、ルーフのないボディでも十分にスポーツ走行が可能な空力特性に仕上げられている。

さらに可変機構として、トランクリッドにシームレスに組み込まれた可倒式リヤスポイラーが搭載されている。スポイラーは、80km/hを超える速度域で、走行速度、前後加速度、ステアリング速度など、多数のパラメータを考慮し、その位置に応じて走行安定性を最適化したり、空気抵抗を低減したりする。

21インチの鍛造アルミホイールのデザインは、フロントおよびリヤアクスルにカーボンファイバー製カバーが取り付けられている。リヤカバーは完全に閉じられており、空気抵抗を低減。フロントカバーはフロントエンドの空気の流れとブレーキの冷却を最適化するために開いている。

もう一つのハイライトは、従来のAピラーの代わりに採用されたHALOシステムだ。モータースポーツの最高峰クラスから着想を得たもので、2018年以降、すべてのF1マシンに搭載されている。頑丈な鋼管ブラケットで構成されたシステムは車両のシェル構造にしっかりと取り付けられ、事故発生時にはドライバーの頭部を保護する。

AMG 4.0L V8ツインターボエンジンと湿式始動クラッチ付きトランスミッションでパワフルさとレスポンスを重視

パワートレインは最高出力585馬力、最大トルク800NmのAMG 4.0L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、空力特性に特化したボディ構成も併せて、0-100km/h加速を3.6秒で達成する。最高速度は315km/hに達する。トランスミッションは「AMG SPEEDSHIFT MCT 9Gトランスミッション」を搭載。トルクコンバーターの代わりに湿式始動クラッチの採用により慣性質量が低減され、特に加速時や負荷変動時のアクセル操作に対するレスポンスが最適化されている。

駆動システムには、前後アクスル間のトルク配分を完全に可変制御するAMGパフォーマンス4MATIC+全輪駆動が搭載されている。さらに「アクティブ・リヤアクスル・ステアリング」(4WS)が装備され、後輪が前輪と逆位相=反対方向(100km/h未満)または同位相=同じ方向に(100km/h以上)操舵される。

セミアクティブ油圧ロール安定化システムを搭載した革新的なサスペンションシステム「AMGアクティブライドコントロール」は、従来の機械式サイドスタビライザーの代わりに、アクティブ油圧エレメントを使用し、転がり運動をコンマ数秒で補正する。このシステムにより、AMG特有のハンドリング特性を備えた最適なステアリングと荷重変化特性が実現される。

標準装備のAMG高性能セラミック・コンポジット・ブレーキ・システムは、優れた減速値と正確なコントロールを実現。極度の負荷がかかっている場合でも、短い制動距離、敏感なレスポンス、高い安定性を発揮する。フロントには6POT対向ブレーキキャリパー、リヤには1POTフローティングキャリパーが装備され、いずれもAMGのロゴが配されたブラック仕上げ。

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